かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

もう関西も梅雨入りしたのでしょうね

2018-05-31 16:47:27 | ブログ記事
気象庁も最近は、
明らかに梅雨入りしてから、

「~地方は梅雨入りした模様です」とか発表するようになったと思うのですが、
そんなこと素人でもわかりますよね。

え、明日から晴れるって?

それは梅雨の中休みでしょ、きっと。

それとも昨日、今日の雨は走り梅雨?

日本語って便利な言葉がありますね。

予報なんだから、梅雨入りする前に教えてくれなきゃ、と思うのですが、
地震の予報と同じで難しい?

とにかく、きのう、今日のこの雨の降り方は完全に梅雨入りしていますよね。

走り梅雨とか、迎え梅雨とか言われても・・・。

ところで私は、昔は、梅雨は嫌いだったのですが、

年取ってからは、暑いのよりはよっぽどいいです。

もうこのまま夏がこないで梅雨のままでいいと思うくらい。

なんてことを言うと、怒る人もいるでしょうね。

でも、そのくらい最近の私は雨が平気になったというか、好きになりました。

もともと家の中にいるのが好きだし。

さあ、この雨に籠もって書きかけている短歌評論を書き上げるか。(笑)

*
・雨きらふ人おおけれど雨は好き暑いのよりはよほどよろしい

・読書してゐても怠けてゐるなどと言はれぬ雨の日を愛しをり


滋賀県立図書館の蔵書ってすごいですね

2018-05-31 12:12:49 | ブログ記事
私は、いつも書いている通り、
冬道麻子さんという歌人のファンなのですが、

彼女のお若い頃の歌集を読ませてもらっていません。

というのが、どこの図書館にもないからです。

蔵書の充実している大阪市立図書館にすら。

買いたくても手に入らないし・・・。

が、以前、読者のハイジさんが図書館で借りて読んだと言われていたことを思い出して、
タイトルにした滋賀県立図書館の蔵書検索をかけるとありました。¥(^^)

『リラの風』も『遠きはばたき』も!

今は忙しいから無理だけど、そのうち時間ができたら、読みに行こうと思います。

県外人だから貸し出しは無理でしょうから。

滋賀県って、

京都に近く、それでいて、自然は残っているし、文化施設も充実していて最高ですね。

*

・滋賀県に移り住みたし湖(うみ)のある近江の国の近江のそばに

・近江国近江商人生みまして歌に詠まれてよき国ならむ

・蒲生野の額田おおきみ大海の御子の御姿(みすがた)今も見ゆるや

昨年の五月は母を詠った歌を出詠している

2018-05-31 06:07:17 | ブログ記事
昨年の五月は今年の一月に亡くなった母を詠っている。


  離れ住む母のわがままひどくなりひねもす母を思う日々なり  
biko


その記事の題は「5月歌会に出した歌」である。

昨年は悩まされていた母は、もうこの世にいない。

悩まされても、生きていてくれて有難かったと思う。

亡くなるとは、馬場あき子さんのお連れ合い岩田正氏を詠われた歌にあるように、

亡き人はまこと無きなり

である。

この世には思い出しか残っていない厳然たるこの事実。

昨年の5月16は、昨年9月5日に急逝した村形明子さんと母との三人で、
高知の、宮尾登美子の小説『陽暉楼』の得月楼で一緒に談笑したことが懐かしい。

私だけ生き残ってしまった今年の5月も今日で終わりである。

*

・亡き人はまこと無きなり亡くなりし母と村形明子先生

・わたしだけ生き残りたる此の世にてイギリスに行く日々を待つ日々

・イギリスに旅立つまでに仕上げむか短歌評論書きかけたれば

夫は思ったより早く回復して今日の午後大阪へ

2018-05-30 21:32:07 | ブログ記事
夫は、お昼ご飯を食べたあと、
雨も上がったから、車を運転して大阪のマンションに帰りました。

夫は、川西に来るときも帰ってくるわけで、
大阪のマンションに帰るのも帰るだから、ややこしい。

いそいそと帰って行ったところをみると、何かいいことでもあるのかしら?

たとえば、彼女をかくまっているとか?^^

一度抜き打ちで急襲しないといけないかしら?

などと考えること自体、下種ですよね。

私は、これでも郷里ではお嬢様学校の卒業生だから、あまり下種にはなりたくない?

だけど、知らぬは家内ばかりなりとかいう間抜けにもなりたくない?

でも、たぶん大丈夫だと思います。

夫も歳だし、今までの結婚生活からしても、そんな変なことをするわけないと思うし。

それに第一ご近所の目がありますからね。

この川西に引っ越してくるまで30年以上暮らしたマンションだから顔見知りばかりで、
変わったことをすれば、すぐに噂になります。

*

・川西に帰つてくるも帰つたで大阪古巣に帰るも帰つた

・こちらでも近所付き合ひあちらでも近所付き合ひ夫いそがし

・一台の車に二か所の駐車場ありてあちこち移動するなり

・川西に車停めれば空になる大阪マンション駐車場は


年を取るにつれて派手に(華やかに?笑)なる私

2018-05-30 12:10:13 | ブログ記事
子育ての真っ最中の四十代の私は、ごく地味だった。

いつもダーク系の服ばかり着ていた。

もう歳だから、ピンクとかの綺麗な色の服は着られないと思い込んでもいた。

が、子育ても終わった50代からは、少しおしゃれ心が復活した。

それでも、子供達が結婚するまでは、地味だったと思う。

が、60代も後半になって、だんだん派手になってきたような気がしている。

派手な服を着ることに抵抗がなくなったというより、派手な服を率先して着るようになった。

今年2月に70歳になってからは、さらに拍車がかかって、先月は髪の毛も金髪に染めた。

髪の毛が明るくなると、ますます明るい色が似合うようになる。
(と、自分で思っているだけ?^^)

これって、還暦で赤ちゃん返りしているってこと?

とにかく中年の頃は地味に地味にしていた私が、こんなに派手なおばあちゃんになるなんて!

姥桜という言葉がありますが、まさにそれ?

岡本かの子(岡本太郎のお母さんの歌人)の歌で、こんな歌があります。

  

年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐ命なりけり

(小説『老妓抄』より)

たしかに年を取るにつれて、悲しみは深くなりつつ華やいできます。

これが老境というものでしょうか?


お爺さんは東の病院へ、お婆さんは北の病院へ

2018-05-29 13:55:54 | ブログ記事
怪我をした夫は、今日も包帯を替えてもらうために電車に乗って東の病院に行き、

お婆さんの私は、6月の通院日を勘違いしていて、
通院日がイギリスに行く日だったので、変えてもらうために川西市内の病院に行きました。

お婆さんの私は、行く前に昼食用に
ポテトサラダと野菜スープを作ってから家を出ました。

あ、その前に、お婆さんは早朝に、
お爺さんが怪我したときに血で汚したシーツとカバーを手洗いしたあと洗濯機で洗って干したのでした。

帰宅は、二人ともお昼頃だったのですが、

お婆さんのほうは、大急ぎで昼食の支度をしなければなりませんでした。

牡蠣の冷凍したのがあったので、それをソテーしているまに、
付け合わせのキャベツを切ったりして、大忙しでした。

お爺さんは出来上がるのを座って待っているだけです。

ご飯ができたら、お爺さんは食べるだけです。

お婆さんは仏さんにもごはんをあげなければなりません。

お婆さんは朝から奮闘したので疲れました。

今日は蒸し暑いので、余計に・・・。

それで先ほど食事の後片付けをしているとき、小皿を落として割ってしまいました。

若い頃は、こんな粗相はしませんでしたが、

最近は、疲れると、ついこんな失敗をしてしまいます。

お爺さんも日曜日にこけたときに打った肩が痛いようですが、

お婆さんも5月になってから独りで家の模様替えとかを頑張りすぎたので、腰の痛みがとれません。

こんなお爺さんとお婆さんがイギリスなどに行っても大丈夫でしょうか?

通院日を変えてもらいに病院まで出向いたのは、お婆さんは難聴のため電話ができないからです。

*

・病院に行くにも腰が痛ければ自転車借りて行くなりわれは

婆の自転車は現在パンクしているので、爺の自転車を借りていきました。

・こけたとき怪我した足の包帯を替へてもらひに爺は電車で

・肩いたき爺と一緒に腰いたき婆が行くとふイギリス遠し

夫の怪我は

2018-05-28 20:35:11 | ブログ記事
幸い、骨折も脱臼もしていませんでした。

が、足の傷口は昨日処置してもらえなかったから黴菌が入っているかもしれないと、

今日はステロイドの点滴をされたそう。

健康な夫は、
これまで点滴などしてもらったこともなかったから大ニュースみたいに話します。

点滴くらいで?

と、病気のデパートの私は思いました。

私は自慢じゃありませんが、

心臓の大きな弁二つ、すなわち僧帽弁と大動脈弁が人工弁ですし、

大腸がんの手術で、大腸の三分の一は切り取られています。

心臓の手術は、今でこそ成功率が高いのですが、
昔は亡くなる人のほうが多かった?

私の母などは、

私の心臓手術の前日に大阪に来たのでしたが、

なんと喪服持参で来ていました。

昔の感覚だったのでしょうね。

そんな私の大手術から比べれば、

昨日の夫の怪我、今日の処置は小さいものだと思うのですが、

ふだん病院に縁のない人ですから、点滴されただけでも大ニュースです。

そして、通院に疲れたのか、あるいは、怪我の痛さがこたえたのか、
夫は帰宅後、お昼ご飯を食べてから二階に上がって寝ました。

私は夕食を作って食堂で待っているのですが、まだ降りてきません。

ふだんのあの元気はどこへ行ったんでしょうね。

*

・病院に縁なき人は点滴をされたくらいで騒ぐよ 可笑し

・わたくしの大腸がんの手術後の退院迎えに来てくれざりし

・だうしてもその日はテニスに行きたいと言へばどうぞと妻のわたくし

・タクシーを呼びて一人で帰りたり手術後痛む腹を押さえて

・心臓の手術後退院するときは仕事があると次男に来させて

・退院をせしその日から買い物に行き作りたりその日の飯を

・健康な人は病(やまひ)の理解せず妻の病も他人事なりき

・病院に縁なく生きてこし人は医者にかかりて大騒ぎをす

・健康な人もたまには病院にかかるもよろし弱気もよろし

*


心臓の手術の退院の日に、夫は私を買い物に連れて行き、夕飯を作らせました。

思い出せば、次男を出産して退院した日にも私は家族のご飯を作りました。
だれもほかにしてくれる人がいなかったから。
当時、長女小三、長男小二でした。

73歳の夫は虫歯の一本もない稀有な人ですが、怪我はよくするかも、です

2018-05-28 09:47:47 | ブログ記事
大けがというほどの怪我でなくても、
怪我は私より多いです。

たいがい不注意によるものです。

注意散漫なところがあるのかもしれません。

これは物事に対する姿勢みたいなもので、
私は、どちらかと言えば、慎重を期すほうなので、対照的と言えるかもしれません。

が、この注意散漫というか、暢気なところが、夫の美点でもあるのです。

人にも騙されやすいです。

女性にも?

だから、シニアカレッジに行っても、
かわいく擦り寄ってくる女性にころっと参ってしまうのです。

お向かいの娘さん(と言っても50歳くらい)も、
夫に頼み事をするときは、とってもかわいい(苦笑)。

ふだんは近所の人に挨拶もしない人なのに・・・。

いや、挨拶をしないのは、
彼女が精神を病んだことがあるからという理由もあるのはあります。

が、わが夫には、手のひらを返したように可愛くできるのは、なぜ?

わが夫の人のよさを利用しているような気がするのは、私の考えすぎ?

あ、話が逸れてきましたが、

そういうわけで、夫は怪我をすることは、まあ多いほうかもしれません。

そういうわけで、夫は、今日は、朝から隣市の病院に行きました。

肩も脱臼したようだから、治るのに時間を要するかもです。

さっき、西北さんというHNの方に食費をもらうようにアドバイスをいただきました。

そうですね。

ずっとこちらにいるのなら、今月から半分にされた生活費を元に戻してもらわないと
私もおいしい?(笑)ごはんを作ってあげることができません。

いま、夫は、日頃の夫とは打って変わって、弱気な風情です。

本当に怪我が痛いということもあると思うのですが、

ひょっとして、ここにいたいから余計痛がっている?

と穿ってしまう私は性格が悪い?

*

・自分から出て行くと言ひ出て行きし夫昨日(きぞ)よりこちらに移住?

・怪我をしてゐるから優しくしてあげるべきか否かを今かんがへてゐる

別居したはずだけど?

2018-05-27 19:45:49 | ブログ記事
第三日曜日の今日は資源ごみの日で、
この資源ごみ出しはこの川西に引っ越してきてからずっと夫が担ってくれている。

この資源ごみの世話をしてくれているのは地区の長老という感じの人たちであるから、
夫は、この資源ごみ出しに出ると地区の同年配の人達と雑談できるから楽しみにしているのだ。

それで、このゴミ出しのために、わざわざ昨夜から帰ってきてくれたのはいいが、

そのゴミ出しの現場で手伝っているときに、夫が立っていた溝の木製の蓋が腐っていたため、
こけて怪我をして帰ってきた。

最初たいしたことないと思っていたが、肩を脱臼したようで、痛がっているし、
怪我した足も出血が止まらない。

それで救急病院に行ったのだが、折あしく外科の担当者がいないということで戻ってきた。

大けがというほどでもないが、軽症でもない。

それなのに、午後からは、また小学校の同窓会に行った。
(先日ミニ同窓会があったばかりなのに)

同級生たちは、軽症でもないらしい夫の怪我の心配をしてくれたらしい。

帰宅した夫はしばらくこちらにいるというので、大急ぎで夕食を整えた。

が、先ほど二階に様子を見に行くと、疲れ切った様子で寝ている。

怪我したことと痛みで疲れたのだろう。

そんなに疲れるのなら同窓会もいかなければよかったのにと思うが、
決めたら行くのが夫である。

それにしても、

別居したから、
これからは食材も減らして、独り暮らしの体制と整えようと思っていたが、

この様子じゃ、また生協に注文して、食材を買い込まなくてはいけない。

今月から生活費も半分にされたから、私の懐は厳しくなる?

でも、出ていけとは言えない。

ここは夫の家だから。

*

・別居せし夫はしばしば戻りくる戻るはよいが食費がかかる

・食べさせることにも段取り要りまして急な食客あれば混乱

・独りなら何とでもなる食事なり夫がゐるとさうはいかざる

・夫きてわざわざ作る総菜のいくつかあれば時間奪はる

・食べさせることはいやではあらざるがしかし都合といふものもある

森友学園問題はいまひとつよくわからないけれど

2018-05-27 04:35:00 | ブログ記事
300日ぶりに出所した籠池夫妻の態度には刮目しました。

なかなかな役者だと。

別々に300日間収監されていた夫妻の久しぶりに再会した感想を、

夫、籠池泰典氏は

「いやそれは、もううれしかったですよ、ほんとに。私たちは相思相愛ですから」

一方の妻の惇子氏は

「お父さんと結婚してよかった。私幸せです」

と。

若い新婚夫婦が言ったのではなく、

齢60歳を超えた夫婦が言うのですから、迫力が違います。


私は、事件のことはいまひとつよくわからないのですが、

籠池泰典氏をかっこいいと思ってしまいました。

決してダンディな姿形ではないと思うのですが、ダンディにも見えたというか
感じました。

とにかくすごい夫婦だと思います。

短歌評論を書いています

2018-05-26 19:16:49 | ブログ記事
だいたい原稿用紙20枚くらい書けたけれども、
先日応募した短歌賞の作品と同様に、あまり出来のよいものではない。

もっと頑張りたいが、地力がないのと、体力的にも頑張るのは無理だ。

もう今年で最後かなと思いながら書いている。

ぶっ通して書けば起承転結の鮮やかなものができるだろうが、
合間合間に書くから現段階では支離滅裂だ。

これをこれからまとめて、それらしくするのが大変だ。

仕上げられるかな?

もう逃げ出したくなるが、これを止めると、結社もやめた現在、
短歌とはお別れしないといけなくなる。

まだひと月あるから、がんばってみるか、自分。

*

・所属せし結社卒業せしからにあとは自力でやるほかなくて

・身体は使はず疲れる作業なりものを書くとふ頭脳労働

・ずばぬけた頭脳であれば楽々と書けるかそれは持ち合わせざり

どくだみの花

2018-05-26 09:12:53 | ブログ記事


今年も隣家との境にドクダミの花が咲き始めた。

私は、いかにも「きれいでしょ? 」と咲き誇る園芸種の花より、こうして自然に咲く花のほうが好きだ。

だから、草が生えても根こそぎ抜くことはしない。

特に春から初夏にかけては草ぐさにも花の季節だから、できるだけ鑑賞させてもらう。

抜くのは花が終わって生い茂ってきてからだ。

草だって、その盛りは人に見てもらいたいだろう、きっと。

ブログには巧まずして、その人が出る

2018-05-26 06:49:08 | ブログ記事
だから怖いし、面白いのでしょうね。

昨日の記事も、自分では意識していなかったのでしたが、多分にそうであったようで、

読者の方のコメントで、それを知らされました。

文章には、その人の人柄は勿論、

教養、育ってきた環境も、もろに出ますね、

昨日は、私が「一流」という言葉を使ったのが、まずかったようです。

これはつらつら考えてみると、

私の育った環境が、一流を目指しながら一流には程遠いので、
憧れのような気持ちが強く、つい私に使わせてしまうのでしょう。

本当に一流の人なら、こんな言葉は使わないと思うし、
読まれた方に疑問を抱かせることもないと思うのです。

たぶん私が、私の育った環境が、
上昇志向が強い、強かったということの証しだったと思います。

反省しなければならない案件かもしれません。

しかし、私など、人間ができていないので、
ついこういう人を多少不愉快いしてしまう言葉を発してしまいがちです。

*

・コメントでわれの発する一流は何と聞かれきさあ何でせう

・無意識に発する言葉こそ怖しそこに自意識隠されをれば

*

余談ですが、ランキング上位の人たちのブログには、こういう臭み?が少ないのかもです。


人は皆、重荷を負って生きている

2018-05-25 16:49:07 | ブログ記事
一昨日来た友人は、
結婚したのは38歳と遅かったらしかったが、
高齢であったにも関わらず、男児2人を授かり立派に育て上げられている。

次男さんを生むときは43歳だったので、産婦人科の先生に
「本当に生みますか?」と何度も尋ねられたと言う。

が、「一人っ子は可哀想」という理由で第2子も出産した。

そのころ彼女は、

「こんな年取った細胞(彼女自身のこと)から、こんな新鮮な皮膚を持った子が生まれたことが不思議」

と言っていた。

遅くできた子供さん達だったので、彼女は人一倍子煩悩で、教育熱心でもあった。

その努力も報われて、お子さんたちも上記した通り、言うことない子供さん達である。

彼女は、私と一緒で、どちらかといえば、身体の弱いほうに属するが、

しかし、長男さんのほうは健康に恵まれてスポーツも万能で、
大学2年のときから硬式テニス部のキャプテンもしていた。

次男さんのほうは長男さんほど丈夫ではないが、
それでも、一応地元の国立大学を出て、安定した職場に就職できたのは上等の部類だろう。

そんな彼女に弱みはないと思っていたら、

一昨日、聞いたところによると、

近年リウマチがひどくなって、長時間座ったりできないと言う。

だから、私が、今年の3月に島根県の三江線に乗り鉄に行ったり、

バスが満席で行きつけなかったが、弘前市の桜を見に行こうとした話をすると驚いていた。

彼女は、長時間バスに乗ったりできないのだそう。

長く座ったままでいると、足がこわばってきて痛くなるという。

私は逆に驚いた。

そういう人もいるんだと。

私は、難聴なので、夫などのようにカルチャースクールに通っても聞こえないし、
講演など聴きたくても聴きに行けない。

それで、その代わりというわけではないが、バスで好きなところに行ったりする。

が、決して楽々と行けるわけではない。

何しろ放送も聞こえないから、全身を鋭敏なセンサーにして行動しないといけない。

それでも、行動すれば助けてくれる人もいて、
何とか目的地に行って観たいものを観てこれる。

が、彼女のように、長く座ると足が痛くなるとかだと、
遠方に行くこと自体が難しい。

神様は、誰にでも、やはり重荷を背負わせておられるのだと妙な感心をしてしまった。

この友人が来た日は、友人の来る直前に、
偶然、筋ジストロフィーで寝たきりの歌人、冬道麻子さんからメールが入って、

写真を6枚ほど焼いてほしいと頼まれた。

私は、
「スマホは手にいれたばかりなので、できるかどうかわかりませんが、送ってみてください」
と返信した。

写真屋さんに頼まないといけないとは思わなかったので、
自宅のプリンターで悪戦苦闘したが、
最終的には、写真屋さんでプリントしてもらうことができた。

難聴の私でも、こんなことなら人のためにしてあげられると嬉しかった。

写真屋さんにもっていかないといけないことは、ちょうど来合せていた友人に
教えてもらうことができたのであった。

人は皆なんらかの弱点を持って生きているが、しかし、弱点があっても、

それぞれ、何か人のためにすることはできるということも学んだ一日であった。

モーガン・フリーマンがセクハラですって?

2018-05-25 13:09:39 | ブログ記事
もちろん彼のことは映画で観たことしかないが、

今日のお昼のニュースで、彼がセクハラ行為を行ったと聞き、まさかと思った。

彼は、そういうことからはもっとも遠い人物のように見えるのに。

私は、人は見かけによるものだという持論を持っているが、
モーガン・フリーマンがセクハラい行為を働いたというのは、
何かの間違いではないかと思えるし思いたい。

彼の出演した映画で印象に残っているのは『ショーシャンクの空』だ。

娘が大学生のころにツタヤで借りてきて、家族で観た。

そのとき、彼を素晴らしいわき役だと思った。

映画で観た印象だけで、その人を判断してはいけないと思うが、
私には、彼は善良な黒人の代表のように見えた。

だから、セクハラというニュースは間違いであってほしいと願う。

また万一そうであったとしても、何か理由があったと思いたい。