Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

ボストン美術館展を観に

2012年06月08日 | 水彩画
5月に行くつもりであったが、5月は体調が悪く6月になってしまった。
国立東京博物館では、入場に40分くらい並んだ。
日傘を貸しており、熱中症防止のため飲料水も用意されていた。
7日は日差しが強くなかったが、8日に行く人は大変でしょう。
さて会場ですが、誰でも最初から・・・「オッオッオッ」と驚くはず。
「何と・・・コレほどの豪勢な小袖や刀剣など」が。
収集範囲が広い。
尾形光琳の「松島図屏風」は、絵の大きさ、迫力は迫ってくるようであった。
私が見ていた写真とは全く次元が違う。
曽我蕭白筆「雲龍図」には、本当に圧倒された。
ただ前に陣取った方が殆ど動かないので、その方々の頭越しに観るだけ。
それでも十分に満足できる展示であった。

「ボストン美術館展」期待した作品が全て展示されていた訳ではないが。
ボストン美術館は今回の展示に、5年間の準備をしたそうである。
例えば、「雲龍図」などは紙をクルクルしただけであったが、屏風に貼ったり・・・と。
小さな蒔絵などは、大きな複製も併せて飾ったり・・・と。

次に東京都美術館で「日本水彩展」を観た。
ここの会員は、ほとんどがアマチュアでそうです。
近年の水彩画が、力強い絵に変わっているのが良く分かった。
淡い水彩画もあったが「力強い水彩画」に圧倒されてしまう。
「描く箇所、描いたように見せる箇所」は、描かない箇所が自然に受け入れられることが肝要・・・というのを知った。
暗い部分を上手く配置しないと、絵が弱く頼りなく感じてしまうことも理解できた。



35年前に買ったアサヒグラフ「木下藤次郎」氏は、日本水彩会の初期会員であったと知った。



この絵が展示してあった。



私としてはできたら、作品「寄居」を観たかったのだが。
でも十分に水彩画を堪能できた。
時に都会へ出るのも良い。
いつも田んぼばかりを眺めているから。

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