Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

備前渠用水路(びぜんきょようすいろ)散歩

2013年04月19日 | 散歩
「今日は『西の畑」』へ行ってみるか…。」
「八重桜が満開だよね」
私たちが長い間『西の畑』と呼んでいる所が妻沼にある。
他に適当な、固有名詞が見当たらない。
先代のワンコ、キロが何度も何度も散歩したコース。
そこは杏と八重桜が低い土手に植えてある。
今年は杏の花は見損なったが、八重桜は今が満開。

菜の花はここで摘む。               「どうだ、菜の花と八重桜のコラボレーションは」
  

「フゥファ…フゥファ…」
「見てないな…八重桜が、こんなに綺麗なのに」   「アレッ…日本タンポポじゃないの?」
  

確かに日本タンポポ(左が西洋タンポポ、右が日本タンポポ)。白花タンポポもある。
  

ということは、ここは相当に古い用水路のはず。
護岸工事もしていない。                  川の名前を写真に撮った。
  
田植えの時期になると、この堀にはドッと水が流れる。

「びぜんきょうすいろ? なにこれ?」
帰宅してから、調べてみて驚いた。
備前渠用水(びぜんきょようすい)と書く。
『1604年(慶長9年) - 江戸幕府の命令により、関東代官頭伊奈備前守忠次によって計画され、20数キロメートルにわたり水路を開削し、備前堀と名づけた』とある。
江戸幕府の緻密な施策を思い浮かべた。
疎水百選にもなっている。
地図で調べてみると、備前渠用水は分岐して、その1つは私の家の前にも通じていた。
この地区には、灌漑用の用水路が網の目のように張り巡らされている。
それぞれに歴史があるようだ。
古いものが、ここには当たり前のようにある。

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