Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

リサイクルショップ

2013年05月26日 | 日記
リサイクルショップに妻と入った。
妻は家具コーナーへ。
私は古物コーナーへ。
ここには絵も置いてあり、これを見るのが楽しい。
今回は良い絵がなかった。
小さな画集があり「進藤蕃 ヴェネチアの光」となっていた。
表紙は汚れ、中は光焼けで変色と状態が悪く、古書店では取り扱わない程度。
「ヴェネチアの光」画集は、中の絵が「ハッ」とするほど良かった。
『欲しい!』と思った。
「これ、いくら?」
「みんな500円、でもそれは300円でいい」
15cm四方の小さな、古びた画集を手に入れた。

他に「女子教本」という明治時代の教科書があった。
更に個人のアルバムが4000円で売られていた。
アルバムをめくると、「昭和15年」という軍隊の記念写真などが入っていた。
「これが何で4000円なの?」
ゼロ戦の写真があるでしょ。それが価値あるそうよ。好きな人は欲しいみたい」
確かにゼロ戦が、飛行場の中で写っている写真があった。
戦後の写真もあるから、アルバムの持ち主は戦争を生き延びたようだ。
「ヴェネチアの光」画集には、こんな絵が入っていた。
1)立体とか空間とかを表現する技法を使わず、色彩だけで立体も空間も出している。
2)色彩の諧調が広い:白~黒まで使っている…ワィエスと同じ。
3)強い絵なのに、見ていて疲れず癒される。
この画家には、ヴェネチアで活躍した輝く時代があったのだな~。
不思議な画家(1932年生まれ)だ。












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