若い頃は、「医者にぞんざいに扱われる」と感じることはほとんどなかったように思います。
中年期真っ只中でも、まだ自分自身は、大切に看ていただけています。
ただ、高齢になった祖母や親を連れて通院すると、いや~な思いをすることがけっこうあり、年取ってからの医者選びは難しい、と感じる今日この頃です。
①一番最初は、初診でいきなり「ボケ老人扱い」をうけたあと、すぐに遠い親戚であることがわかり、手のひら返し。院内での移動に車椅子を貸してくれたり、帰りは医者、看護師そろって玄関までお見送り。
相手によってこんなに態度の違う医者がいるんだと、本当にショックだったのを覚えています。
②その次は、主治医になり往診もしてくれるというので、家庭の事情を詳しく話したところ、「めんどくさい家だなあ」と言い放ち、一転、主治医にはなれないと断ってきた医者。
そのあとの患者さんとは、楽しそうに雑談する声が聞こえてきて、「本当に困ってる人は切り捨てるのに」と苦々しい思いでした。
☆在宅医療や看とりを掲げる医者も、高齢者を最後まで人間らしく扱ってくれるとは限りません☆
③こどもがいない、老々夫婦が、在宅医療を受けたものの、本人たちの意思は尊重されることなく、困ったあげく親戚にSOS。高齢者だけではきいてもらえなかった要望も、他からの口添えでようやく動いてくれました。
④総合病院の職員むけのお便りに、
「開業医から押し付けられる年寄患者(←この表現には心底驚きました)を、断ることなく受け入れる」
ことに対する謝意が堂々と載っています。これを書いた医者が、高齢者施設の看とりに関わっている現実。本当に残念に思います。
《結論》
「年取ってから、新しい医者にかかると、ろくなことがない」
中年期になったら、自分より若い、信頼できるかかりつけ医を見つけておくことを強くおすすめいたします。
老いるって切ないものですね。。