チャイばばの部屋        (旧:かっぱのひとりごと)

映画、本の感想を中心に、「いや~っ!○○ってほんっとうにいいですね♪」と思える事がらをつれづれなるままに…

「複合汚染」 有吉佐和子著

2011-11-25 18:01:33 | 
すっかり更新が滞っているうちに2011年もあとひと月と少しを残すばかりとなりました。
寒さも厳しくなってきましたが、皆様お変わりありませんか?

日本をはじめ世界中で天変地異が起こり、本当に大変な年となってしまいましたが、
2012年が、人類が新たな時代に突入できる生まれ変わりの時であることを信じたいと思います。
(マヤ暦が2012年12月23日で終わると言われ、人類滅亡がささやかれておりますが、
 この前見たテレビ番組では、マヤ暦は循環暦(?)なので、また最初に戻って繰り返すとのこと。
 これまでの人類の歩みとは違った時代がやってくるのではないかと期待しているところです)


さて、前置きが長くなってしまいました。
更新しない間に、いろいろお奨めしたい本が出てきてはいたのですが、
なかなか更新までに至りませんでした。

しかし、今回たまたま小屋の掃除で見つけたこの本は、
どうしても、原発問題で迷走している今この時にこそ、
多くの人に読んでいただきたいと思い、まだ読みかけにもかかわらず
パソコンに向かっている次第であります。


30年も前に朝日新聞に毎日連載されたというこの作品は、
公害問題や日本の農薬、化学肥料まみれの農業の問題などを鋭く突き、
人類による環境汚染のひどさをこれでもかと突きつけています。

執筆から30年たった今、新たに「放射能汚染」が環境の複合汚染にまた一つ加わってしまったわけであります。
(厳密にいうと、放射能汚染は以前からあったわけですが、今回の事故によりより深刻になったというべきでしょうか)

私もまだ三分の一程度しか読んでおりませんので、読後の感想はまた別の機会といたしますが、
一人でも多くの方にこの作品を読んでいただきたいと思います。

レイチェル・カーソンの「沈黙の春」はちょっと難しくて
途中で止まっている状態ですが、この本は、昨日の夜3時に読み始めて、
とうとう朝まで一睡もできませんでした。

この記事に目をとめてくださってあなた!そう。あなたです!!!
ここで出逢いましたのも多生の縁ということで、
どうかかっぱばに騙されたと思い、この本を読んでくださいませ。
そして、日本の農業、環境汚染の現状を変えていく力になってください。


いや~しかし「奇跡のりんご」に衝撃を受けておりましたが、
30年も前から、化学肥料・農薬を使わないものは腐らないということはわかっていたんですね。
自分が最近までまったくこのことについて無知であったことを恥ずかしく思います。

とりあえずかっぱばは、実家の狭い畑ではありますが、
有機農法・自然農法を目指して頑張ってみようと考えているところであります。
千里の道も一歩から。
皆さん、人類滅亡阻止のため、ここでひとつ頑張ってみようではありませんか!!




 追記(12月10日)
 
 先日読了いたしました。いつものことながら後半減速しましたが、
 最後まで大変勉強になる一冊でした。

 まずはかっぱばは、来年度化学肥料と農薬を使わずに野菜を育ててみたいと思います。
 あと、庭に植えてあるお茶の葉からお茶づくり。
 あと、りんごと柿の種植え(苗ではないので失敗の可能性大)。
 あと、合成洗剤を極力使わない
 このあたりからですかね。ぼちぼちやってみたいと思います。