唐子のつぶやき

空回りの多い日々のなか、ぼちぼちと人形を作っています。お暇な時にでも覗いて下さいね。

サーチライト

2008-03-03 12:05:31 | 日々つれづれ
先週の土曜日夜、松ヶ丘と白山台はテーマパーク状態でした。
山代温泉方面からの帰路、山側上空の異常な明るさ・・観音様に後光が
さしているのです。 目を疑いました。
家へ帰り、またブルをお供に偵察に行ってきました。
現場には、私と同じく好奇心旺盛と見られる方の車が2台駐車場をくるくる
回っています。 耳を澄ますと、かすかに音楽まで聞こえてきます。
グロテスクに見えるものでも,夜の闇のなかでは、4本のサーチライトに浮かぶ
観音様に思わず手を合わせたくなります。
カメラの腕さえ良ければ、動いているサーチライトと共に映し出される雲まで
を幻想的に写すことが出来たでしょうに。

この有様です。

  3月3日(月) ひな祭り

   テレビや雑誌の旅行企画もお雛様一色ですね。
   様々な地方で、昔からの伝統行事や町おこし事業として
   お雛様やつるし雛を取り上げているので、人形好きの旅行好きとしては
   一度は訪れてみたいところばかりです。

   先日のテレビで、所さんの目が点でもお雛様を取り上げていました。
   普段不勉強のものとしては、お客様に聞かれたときの為に
   頭に入れておかないといけません。
   
   お雛様の顔は、ご存知の通り、きりの粉を固めた桐塑で出来ていて
   その上に胡粉で白く塗っているのですが(今は石膏もありますが)
   この胡粉とは、イタボガキという貝を粉末にして糊を加えたものなのです。
   京都の宇治の工場で殆どつくられているのですね。

   問題はここからで、同じ白でも人には好みがあって
   緑系が分からない程度に入った白い顔と、胡粉の白い顔どちらが好きかの
   実験では殆どの方が胡粉を塗った白でした。
   胡粉には微妙に黄色と赤の成分が入っているそうで、同じ白色でも肌に若干近く
   親近感を感じるのでしょうか。

   実は私の人形も白い縮緬をそのまま使っていないのです。
   ごく分からない程度に、黄土と赤の染料でうすく染めているのです。
   白い汚れの無い古い白縮緬は、今とても高価で貴重です。
   しみが無いのに染めるのは抵抗もありもったいないのですが
   白うさぎも人形の顔もどことなく血が通う気がするのです。
   これで少し時間のかかる作業も後押しされた気がしました。

   それと何気なく見ていた菱餅の3色、冬から春へとの色の変化を表し
   また、それぞれの薬効成分で母心までが入っているということで
   きれいですね。なんでも勉強です。
   午後からは、義母がちょうど着物作りをしているので、一緒に横で人形に
   合わせた着物をまた習います。
   このときばかりは返事のいい素直な生徒となります。
   これは、何回教えてもらっても難しいです。
   

   


   

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2 コメント

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うわ~ (COOL KANAZAWA)
2008-03-04 09:19:37
 夜目遠目傘の中&ライトアップですね。幻想的でとても素敵。褪せて乾いた昼の風景を知ってるだけにちょっと感動。・・・・横でこの画面を覗き込んでいるM氏の大きい顔が大褪せヨレヨレ哀れを誘う。自分も同じようなものだけど、私たちのためにこんなに消耗したのねと心でつぶやく。
 お雛様は今年も出さずじまい。唐子様のHPで桃の節句を味わいました。ありがとう。
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ひどい画像 (唐子)
2008-03-04 11:47:43
夫婦ほほ寄せ合い画面を覗く光景いいですね。
M氏その後お変わりないですか? 
実は家のパソコンは奥行き45センチの持て余すほど
古い物で、画像の写真は殆ど闇にオレンジの点です。 
かすかに写っているの? 
きれいな画像が見たいなあ。
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