お散歩しているとき、たまに会う、ハンチング帽のおじいちゃん。
まるっとした白いチワワの男の子を連れていて、犬が大好き。
おしゃれで、見たことないような、小さくて、カラフルで、かわいいかたちのポシェットを、斜め掛けしている。
オレコは気まぐれというのとは違うんだけど、同じ相手でも、
尻尾を振ることもあれば、バウバウすることもあって、
その日そのときその瞬間のオレコの雰囲気によって、交流させるべきか否か、
考慮して動くようにしているのだけど、今朝は尻尾を振って、
ひんひんすり寄っていったので、おじいちゃんのチワワくんと、
近くまでいって(触れる距離ではない)、エアふむふむして喜んでいた。
ハンチングおじいちゃんはいつものように
「いいこだな、いいこだな」
と褒めてくれるのだが、実際オレコはなんにもいい子なことはしていない。
どう考えても、このあと河原の散歩道でゆうべに引き続き立派なうん子をしたくらいである。
でもおじいちゃんはいつもいつも褒めてくれるのだ。
犬も人間もちょっとお年寄りなので、しばらく会えないと、どうしたかしら?と心配になる。
タイミングよく会えた日は元気でいたんだな、とほっとする。
特にともだちというわけでもないのに、なんだか気になる、そういう関係だ。
もしかしたら犬どうしもそうなのかもしれないね。
ゆうべあった柴女子ふたり組を連れていた女性は、フレンドリーな子のことを、
「今日は連れてくるのが遅くなっちゃったから、お友達に会えなくて、イライラしてるのよ」
って言っていたっけ。
でももう一方はフレンドリーじゃないタイプで、
「できれば知らない子には近くに寄ってほしくないタイプで、近寄ると、ウーっていうの」
と言っていた。そうだよねえ、それぞれだよねえ、と言い合って、ふと気づく。
あれ?オレコの場合、同じ相手にフレンドリーだったり、バウバウしたり、いろいろだ複雑なあ。
もしかして3歳特有の乙女ごころってやつなのかしら?(そんなんあるのか)