犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

わしがわしが精神

2016年05月27日 | おせわがかり日誌


ゆうべのことである
家事の途中で蚊を見つけて声をあげ、掴まえようと手を叩いた。




ソファーで横たわってくつろいでいたオレコ、
その音に驚いて、弾けるように逃げ出した。
おとといの夜、蚊の羽音に悩まされ、三か所刺され、
イライラと睡眠不足で絶不調だったおとうさんが、
「なんだとー」とゆさゆさ体を揺らして蚊成敗に乗り出す。




その騒ぎを聞きつけた老犬が「わしがわしが」と出てきて、
おとうさんのやることを見てまねて、いつになく真剣な顔。




キリリとしたまなざしを、天井のあそこかここかと、せわしなく向けている。
何かに似ているな、と思ったら、あれだ。吉田沙保里ちゃんのアルソック。
目が光るやつね。




そしてゆっくりと振り向いて、
「で、何をさがしておるのじゃー」
と聞いてきたもんだ。


・・・成果じゃないんだ。
老犬というものは参加することに意義があるんだな。
いつもありがとうね。