朝食抜きで、健康診断に行った。定年後は、市からの通知を貰うと毎年出掛けるようにしている。結果は、有り難いことに、何れも、可もなく不可もなくで経過してきた。受付で待つ間、暇にまかせて健康手帳を見ていたら、身長が年によって伸びたり縮んだりしているのを見つけた。ここ10年間で、一番高い時は6年前で164.7cm、低い時は、163.0で、その範囲で上下していた。とはいえ、若い時はずっと165.5cmだったので、矢張り、年を取るに従って小さくなっているのは確かだ。因みに、去年は163.3cmだったので、今年辺りは162cm台に突入するかもと予想出来た。さて、診察が始まって最初、身長・体重測定だった。頭に定規を下ろして、看護師さんは「164.3」と言った。思わずジジが「えっ」と反応したら、彼女は読み間違えたかと思ったのか、もう一度定規を当て直して、同じ数字を復唱した。上げ下げしながら小さくなっていくのが分かっていても・・・、その時だけは嬉しい気持ちになった。