１日中ドンヨリした空模様で、東海地方も梅雨入り宣言が出てもおかしくないほどだ。１日中家の中にいるのも退屈なのでブラブラしようと外に出た。家の前を流れる小川の下の方から、水面にパン屑を投げ入れながらこちらに歩いてくるおじさんがいた。訊いてみると、ここには５０ｃｍ超えの鯉が何匹も居て、パンを投げると浮き上がってくるという。野生の鯉がそんなに懐くものだろうかと半信半疑で見ていたら、急に水面が盛り上がった。慌てて家からカメラを持ち出して、シャッターを押したが、水が濁っていて何を撮ったのやら。それにしても、川幅１ｍ足らずのこんな農業用水に、大きな魚がよくも居ついたものだ。