この時期になると、毎年新聞で取り上げられる、無我苑前の大寒緋桜が今年も咲きだしたらしい。今朝の朝日新聞に写真付きで載っていた。丁度、昼食後、あちら近くに行く用事があったので、小雨の降る中チラッと寄ってみた。3分咲き位だろうか。大木全体がピンクに染まっていた。駐車場に車を止めて、窓越しにパチリといったが、雨に煙ってぼんやりとしか色が出ない。ならばと、雨の中車を降りて寒緋桜に近付いた。ら、そこで目にしたのは、幹から分かれている太い枝が、その付け根の部分でぱっくり裂けていた。生木を裂くとは正にこのことだ。塀を乗り越えて道の上まで伸びているので、車か何かが引っ掛かけたのだろうか。余りにも痛々しかったので、UPにするのはやめにした。その枝も今年は花を着けている。人間なら縫合手術をするのだろうが、桜の木は・・・・、来年はどうなるのだろう。



