海岸道路近くの堤防上から畑の方を見ながら走っていると、気になる色の畑が1枚ありました。薄い紫色で、今まで見て来た作物にない色です。ひょっとして、この干拓地方にもラベンダー畑の出現か。折り返し点の帰りには、堤防道路を下りて畑の中の道を走りました。件の畑の横で止まってみると、なんとも奇妙な植物が作付されていました。近くで草取りをしているおばさんにその畑について訊いてみると、意外な答えが帰って来ました。「あれは無農薬畑だそうです。ツンツン立っているのが麦みたいな雑草で、紫色のはシービービーみたいな雑草だよ。あれを鋤きこんで肥料にするそうだ。作物は玉葱、人参等普通のもんだが、収量は少ないわね。値段が高いのかねぇ。どっか遠くの方の人がやっておいでるよ」と。草1本も残さず取って野菜を育てる干拓地帯の畑の中で、ここだけはその真逆の農法を取り入れていた。
走行データ D:26.77 T:1.23.23 A:19.3 M:36.6 O:8848.46




走行データ D:26.77 T:1.23.23 A:19.3 M:36.6 O:8848.46



