数学の王道

数学研究会代表 数学プロ主任講師の本音

南山中学説明会

2012年05月18日 | 日記
5月13日 南山中学の説明会があった。

最近の中学入試の傾向として、奇問、難問は出題しない。(特に算数)
しかし、だだ暗記だけの問題は、できるだけ出題しないとのこと。

これを聞いて、最近の中学入試はいい方向に向かっていると思うのは僕だけではないと思う。

中学入試専門の塾の算数は、単元によっては大学のセンター試験のレベルまで必要であって、それを小学生が解くのには
無理があると思っていたので、受験する中学側のこの説明には、さすがと思った。

今はネットのおかげで、情報は簡単に手に入るので、過去問を集めてその中の中心的な問題を解くというやり方よりは
はるかに、考えさせる問題を出題するのはいいことだと思う。

カリキュラムテストの正答率をみるとわかるように、パターンで出題されている問題は正答率が高いけど、少し工夫をしないと
解けない問題は正答率が低い というのはやはりおかしいと思う。(中学入試専門の塾に通ってない小学生はどうするのだ?)

すべてが公平にとは、思ってないけど、余りに偏ってしまうのはどうかと思うので、自分で勉強している小学生にもチャンスがないとね!

来週の月曜日に、25年ぶりに日食があるのだけど、これも小学生のみんなにはもっと興味を持ってもらいたいので、
あえて大胆予想で。来年の中学入試に出題される可能性が大きいと。

受験する小学生はもちろん、そうでないみんなも、25年ぶりなので、この天体ショーを見逃さないようにしよう!(天気次第ですが)