右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

去年の医療費は

2013-01-25 17:46:08 | 覚えておきたいこと
すでに先週金曜日、退院時にお願いしていた
保険会社に提出する診断書ができているという電話連絡をもらっていた。
遅れていた先月の傷病手当の証明書も用意されているとのことだった。

異様に早い・・・診断書。
必ず受付で、2週間かかりますって言われているんだけど、
まあ、病理結果が早かったのか、書類の手続きがスムーズだったのか、
とにかく助かり~~ぃ

即、会社に傷病手当請求書を、そして保険会社に診断書と保険金・給付金請求書を送る。
保険の内容は、再三の保険レディの変更の申し出にも応えず、
保険に入ったときのままなので、かなり悪い・・・
やはり、人の話はちゃんと聞いておくべきと、今頃後悔してもしょうがないが、
次からは、よ~く人の話に耳を傾けなくちゃ


このブログ村のかたの記事で、確定申告のことが書かれていた。
ついこの間、会社からのメールで源泉徴収票が添付されていたので、
そうそう、医療費控除をやってみようと、国税庁のサイトを覗いてみた。

そこからの医療費フォームに領収書の金額をインプットしていったら、
もちろん合計が出てくるのだが、
交通費を入れて50万円強・・・

歯科の治療費も含まれるが、ほとんどが乳がん治療費。
先生の診断だけだと、1000円以下って、何だか笑えちゃう
改めて、化学療法の高額に驚く。

命が永らえるかと思えば、高い安いなんて言ってはいられないけどサ。

海外に行って、おいしいものをたらふく食べて、
お買い物三昧でもしたと思って、
夢心地であきらめるしかないなぁ・・・


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びびった術後、最初の診察日

2013-01-24 20:55:35 | 術後補助療法
昨日の夜、何だか気分は落ち着かない。
夜もぐっすり眠れないかなぁと思って、
三浦しをんの「風が強く吹いている」を読み始める。
あら~ん、思いのほかすっかりのめりこんでしまって、
診察のことなんかも考えることなく、本に没頭。
もちろん、次の日のことを考えて、途中で本を閉じる・・・


本のカバーのイラストがとってもいいの↑

そんなんで、次の日の診察日は何だかすっきりして起床。
診察時間は午後2時から3時の間になっていたのだが、
1時ちょっと過ぎに、病院に着くように家をでる。

先週まで入院していたので、入院中、同室だった方たちのお見舞い。
2-30分おしゃべりをして、外来診察の待合室へ。
おや、待っている人が少ない・・・と、
気がつくとえりんぎちゃんがいた。

彼女とちょっとお話していると、例のあの早口の主治医のアナウンス。

『どうですか?』相変わらず、にこりともしない・・・ふぅん~
『傷口のあたりがかゆくって赤くなってるんですけど』
『ちょっと、見せてください』
ドレーンの傷口のあたりはわかってたけど、脇の下も赤くなっていたらしい。
すばやく着られるように、下着の服も前開き、おまけに服はジッパーだから早い早い。

おもむろに
『今後の治療のことですが・・・』
このにこりともしない雰囲気で、これは抗がん剤かと思いつつ、聞いていると
『前にも話していたけど、がん細胞がほとんど消えていたんだけど、
 手術ですべて取り去ってしまったし、、
 リンパにもあったあとはあったものの、がん細胞は見当たらなかったんです』
『はぁ・・・
『ただ、首まで腫れていていたので、放射線療法と1年間のハーセプチンを
 受けていただきたいんです』

なんだか、しんみりと言われるとあんまりいい結果ではなかったのかと錯覚するほど。
でも、私としては、抗がん剤もといわれたことを免れたことを思えば、
喜んでしかるべき・・・だよね?
が、
『再発は0ではありませんからね』と最後にぐさっと釘を刺されて、退室。
まぁ、いつものことかぁ

来週から3週間ごとのハーセプチンと
傷口を見てもらってから放射線科受診を受けることに決定。

処方してもらったのは、かゆみ止めだけ。
もう痛み止めも飲んでないし、
湿布薬も二袋残っているし、
このまま薬のいらない状態でありますように



○っちゃん、本ありがとうね。
今頃読み始めてるけど・・・


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この兆しは持続できるのか?

2013-01-23 16:23:38 | 日記
朝、眠気の覚めぬぼんやりとした眼で鏡を見ると、
『あれっ~~、このうっすらとした青々した影は・・・』

はい、眉毛でございます。

まだ、毛が表面に出てきているわけではないのだが、
はえま~すという兆候が見えている訳でして

先月半ばで化学療法が終了して、早一ヶ月。
眉毛やまつげが最後まで残っていたので、
一番抗がん剤パクリに強かったのかも・・・
やっぱり、毛はよみがえるのだなぁ。

とはいえ、私としては
鼻毛・・・まずは鼻毛が欲しいっ
マスクをしていても、鼻水ズーズーしていたし、

これは、鼻毛がなくなったせいと、判断したのであります。
地味な存在だけど、やっぱり必要。



去年の夏から、化学療法で毎週通っていた病院。
明日は、一ヶ月ぶりの外来診察。
そして、手術後初めての診察日。
そこでたぶん病理結果がわかって、術後治療内容が決まるはず。

手術前に主治医に
『抗がん剤治療の可能性もあります』ときっぱり言われているので、
眉毛は出てくる前に、埋没するのかも


ああ~~、乳がん検査の結果を聞きにいくときのあの重い気持ちと
また違った意味で、憂鬱・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今、考えてもどうなるもんでもないと思いながら、
やっぱり考えちゃう私って。


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ちょっと戦々恐々・・・

2013-01-22 19:45:45 | 日記
少しずつ、腕が上がるようになると
お調子者の私としては、もう介護用の前開きの下着でなくっても大丈夫。
かぶりのフリースでもOKとばかりに、着込んだものの、
夜、フリースが下着と離れず、
一気に脱ぐことがかなわない

四区八苦して、何とか脱いだが、
あくる日からはもとの前開き下着に、上はカーディガン。

暖かいようにと山用のシャツ(汗を吸い取るため化繊)を着たら、
何だかかゆいような・・・
素材もやっぱり綿100%じゃないと、だめなのか。
そこを挽回すべくと、
○ベアスキンミルク(ボディ用乳液)をベタベタ塗る。


白ボトルと青ボトルのタイプがあり、
白がさっぱり、青がしっとり。両方とも、
【肌荒れ、カサつきを防いで、
 一日続く、うるおった肌へ】と書かれてある。
交互に使っていたのだが、
よ~く、成分を読むと、白のほうにステアリルアルコールが含まれている。
『ええっっっ・・・だ、だから、さっぱりなのかぁ』
理学療法士の方から、保湿も十分にするように注意されていて、
アルコールの含んだものは使わないようにと
言われた腋窩リンパ節郭清をした私。

以前は気に留めないようなことが、
ここに来て、結構落とし穴になっている。
これからも、いろんなことが出てきそう・・・と、ちょっと戦々恐々。

かといって、何でもかんでも
用心しすぎて何にもやらないのも、つまんないしと、
手術前に病室で縫っていたパッチワークを完成しようかなぁと
ちょっと、やっていたら、左手が突っ張る。
ううん、やっぱりちょっと早かったみたい

まずは、次の診察日には、前開き下着と上着にしなくちゃ・・・
次の患者さんたちのご迷惑ですもんね。

が、何よりも戦々恐々なのが、術後の病理結果


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ハーセプチンのこと

2013-01-21 16:12:57 | がんのこと
ここんとこ、こちらは毎日雪が降っていて、
もう、いたるところ、雪の壁ができている。
ただ、雪をはねて、上に上げるだけでは△になっちゃって、
スペースがもったいないので、そこで固めて□にしちゃうらしい。
初めて知った雪はねのテクニック。

こんな事になってます↑

うちでごろごろしててもと、
ブログ村の方の記事から知った『希望のちから』(原題:Living Proof)をレンタル。
ハーセプチンを開発したデニス・スレイモン博士のノンフィクション映画。

ついでに、図書館の検索で、たまたま発見した書籍:
『【ハーセプチンHer-2】画期的乳がん治療薬パーセプチンが誕生するまで』
借りて読んでみると、登場人物が多すぎて、横文字の名前が覚えられなくって弱った弱った

映画では中心となっているスレイモン博士だけでなく、いろいろの想いを持った人たちが関与し、
さまざまの障害を経て、世に出るを知る。

1998年 再発乳がんの対する第III相試験結果発表、ハーセプチンの効能 FDAでの認可
2005年 パーセプチンの術後補助療法としての使用の認定
2006年 ホルモン、そしてHer-2過剰発現であるか否か、ガイドラインの書き換え

2001年 日本にて「Her-2過剰発現が確認された転移乳がん」の効能・効果で承認そして発売
2008年 保健適応、再発予防薬として標準治療の仲間入り
2011年 術前薬物療法での使用の認可


腫瘍専門家たちは
【スレイモン博士を決して実現することのないアイデアに絶望的なまでにとらわれてしまった男】と
評することもしばしばであったが、ハーセプチンが大いなる成功となると、
米国で最も高名な乳がん専門医の一人ラリー・ノートンは
「まるでデニスがハーセプチンの開発を全部一人で行ったといわんばかりだな」とコメントした。
しかし、スレイモン自身、この開発は自分で、あるいは大部分は自分で成し遂げたと、信じていた。
多くの人たちへの感謝の念を表明したが、感謝の気持ちが最も強かったのは、
普通とは異なる臨床試験に参加してくれた何百名という乳がん患者たちにだった。

これらの参加者の試験成績のおかげで、ハーセプチンの市場化が加速され、
正常細胞を障害せずにがん細胞に特異的に働く分子標的療法が生まれた。


HER2陽性の乳がんは、再発しやすく進行も早い。
ハーセプチンはこうした患者の生存率・期間を改善し、
ほぼ完治といえるケースもスレイモン博士の臨床試験の中にはあった。
しかし、この薬が常に有効なわけではないことを、映画や本からよ~くわかった。

乳がんに対する薬剤はどんどん良いものが開発されているし、
乳がんのタイプによって、いろんな選択肢があって、
臨床医によってうまく組み合わせることで、
治療の効果を上げたり、患者の生活をより良くしてくれている。


私がたまたまハーセプチンの恩恵を受けることができたのは
スレイモン博士の患者を一人でも多く救いたいという
医師としての明確なMissionとVisionがあったこそ。
その臨床試験に参加した乳がん患者の皆さんのおかげ。

そして、臨床医である主治医の判断・・・

いつかはお役に立てればとこのわたくしめも、
治験に参加しております。

いいデータが出てきて、
乳がん治療や患者さんの生活の向上に寄与できればなぁ

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