この頃、真冬とは思えぬポカポカ陽気が続きます。そんな陽気に誘われて、家内が聞いてきた珍鳥がいるらしいという情報を確認しに、鶴舞公園に行って来ました。
目当ての珍鳥「ワキアカツグミ」は、東西から集まった多くのカメラマンの目の先の茂みの中を歩いていました。特に隠れる様子もなく、惜しげもなく姿を見せてくれたのにはちょっと驚きです。多分、ここにいる人間は私を追い立てたりいたずらはしない、と分かっているのでしょう。地面に落ちている木の実を食べていて、探すために茂みから出てくるようです。
私が姿を見られたのは、この3枚のシャッターを切った僅か数分の間だけでした。確かに脇腹に赤い部分があります。その後は茂みの奥に入ってしまい、もう出てきてくれませんでした。
満腹になったので、当分出てこないだろうと思い、カワセミに会いに行って来ました。いつもと違う木に止まっていて、陽の傾きが災いして、枝かぶりの絵ばかりになっていますが、飛び込んで魚を捕るところを2、3回見せてくれました。
ダイサギが僕もいるよという感じで、近く歩いていました。手前のオブジェの様な物は冬季のライトアップイベントの灯具です。まもなく撤去のようです。
カワセミに別れを告げ、先ほどのワキアカツグミの所へ戻る途中、龍ヶ池に寄ってみました。3年くらい前からやっていたと思いますがまだ工事中で、池は乾しあがったままです。池の中に月見堂がありますが、これも建替えられるようで、てっぺんに着いている飾りは金ぴかになっていました。
奥の茂みは八幡山古墳のようです。私の小学校への通学路はこの古墳の堀の中を通っていました。正規の道ではなく食糧事情が悪かった戦後、近隣の住人の野菜畑になっており、あぜ道のような所を通るのが近道だったのです。今では想像もつかない話になると思います。歳がばれますが、昭和20年代の事です。この公園は私の子供の頃の遊び場でした。