9月19日報告会の報道
(1)RCC 中国放送テレビ
http://news.rcc.jp/?i=MTU5NDc=a
旧ソ連の核実験場があったカザフスタンのセミパラチンスクを訪問した市民グループが、報告会を開きました。
参加者は核被害の実態を報告し脱原発を訴えました。
報告会を開いたのは、セミパラチンスクの被ばく者支援など現地との交流を続けている市民グループです。
平岡敬元広島市長が基調講演で「われわれは広島・長崎の体験を生かした国づくりができなかった。今こそ現実を受け止め原発に依存しない社会を作っていくことが重要だ」と述べました。
「核兵器と原発は根っこは一緒、私たちは福島の子どもの未来にもっと手を差し伸べないといない」(平岡敬元広島市長)
この後、訪問団に加わった大学生が現地で専門家や被ばく者から聞き取りした内容を報告。旧ソ連時代に核実験の情報公開がなかったため被害が広がった実態や住民が今も後遺症に苦しんでいる現状に衝撃を受けたと話しました。
「カザフで悲劇があったにもかかわらず、原発を作った。福島での事故も含め、核をなくしていくべきだと思う」(参加した学生)(9/19 19:09)【写真中】
http://news.rcc.jp/?i=MTU5MzA=a
旧ソ連の核実験場があったカザフスタンとの交流を、広島市の市民団体などが続けています。
被ばく者支援などを目的に毎年訪問団を派遣していますが、最近は若い世代も参加して、被爆地として連携を深めています。
福島の原発事故が起きたことし、遠く離れた同じ被ばく地で何を感じたのか―。ことしの訪問団に参加した広島の大学生に聞きました。(9/16 19:36)【写真左】
(2)TSS 新広島テレビ
http://www.news.tss-tv.co.jp/news_html/1109190110.html
2011年 9月 19日(月)
セミパラチンスク訪問学生が報告会
旧ソ連の核実験場があったカザフスタン共和国のセミパラチンスクを訪ねた学生たちが報告会を開き、現地で目の当たりにした被ばく後の実態を語りました。会の冒頭、元広島市長の平岡敬さんが基調講演を行い、福島第1原発事故について「正しい情報から正しい対策を立てることが大切」と情報公開の重要性を訴えました。続いて、大学生たちがおよそ470回の核実験が繰り返されたセミパラチンスクの現状について「『カザフスタンの人々は強いです、頑張っています』という言葉を聞きました。そこから核実験が行われている時、そこに住む人々がどれほど我慢を強いられてきたのかを想像させられました」などと報告しました。病院で医療支援の状況を見学し、被ばく体験の聞き取りをした学生は「本当に私たちが耳を傾けるべきなのは、こういった被害に遭われて支援を受ける側の人たちの声だと思うので、そういった声が聞けたというのが今回すごくよかったと思います」と話していて、核廃絶への想いを新たにしたようでした。
(3)中国新聞社 地域ニュース
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109200016.html
セミパラでの平和活動報告
旧ソ連最大の核実験場があったカザフスタン・セミパラチンスクで8月に平和活動をした市民団体「CANVaS」の帰国報告会が19日、広島市中区の原爆資料館であった。参加した学生は、現地の農村部では被曝(ひばく)者の医療体制が十分でないとし、支援の必要性を訴えた。
日本大国際関係学部(静岡県三島市)の学生4人が登壇。農村部ほど、被曝者向けの医薬品や医療機器が不足していると報告し、物資や医療技術の継続支援を呼び掛けた。
また、福島第1原発事故について現地の関心が高かったとして「被爆国の日本がどのように事故に対峙(たいじ)するのか世界が注目している」と話した。
報告会は、市民団体ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトなどが主催し、市民や学生約80人が参加した。【写真説明】カザフスタンでの平和活動について報告する大学生たち