デジブック 『ゆる鉄』
８月６日
昨日は蕎麦が食いたい友が居て
下郷町のある蕎麦屋へ
ここは昨年食べさせてもらえなかった店で
いつしか「幻のそば」になっていた
と言っても、売り切れとか立ち入り禁止ではなく
「本日休み」が二度重なったため
恋しさが募るは、焦がれるは話のほか・・・
こうなると味なんかどうともなれ !
おじさんは一人で食べに来たことがあったのだが
それはほれ、胸のうちにしまって楽しんでいるのだ
なによりも、可愛い娘がいたから・・・
さて、今回はやっているのか?
やってた !
お勧めメニューの前に
野生のブルーベーが小皿に出てきた
そして、本命・・・
もうちょっと冷水で締めて欲しかった
なにしろ
うだるような暑さだからない
ぬるっちょいのはまず減点だない
こうなると、涼しいとこへ
「日暮の滝」が恋しくなる
見てこの滝 ! 滝つぼに降りると天国ですよ
この滝、三段になっていて、ここが一番下
ここから全景は見ることができません
この上はね、秋にはこうなるんですよ!
なにしろ殿様が見とれて
時間を忘れたとの言い伝いがあって
名前の由来だそうです
車から降りて10mも歩けば、これが見れるんです
人は少ないし言うこと無しです
でも、熊が出るんですよ !
十分に涼んで帰りに一っ風呂
「大黒屋」岩風呂で締めです
８月３日
萌える若葉の中から現れた「銚子ヶ滝」
川底に下りると
マイナス・イオンが降り注ぐ
涼しいこと、このうえなし・・・
１時間ほど佇み、全身にマイナス・イオンをコーティングして
いざ! 歩き始める
恐怖の300mに挑戦だ!
階段のテスリを握った時、昨日の老人の顔が浮かんだ
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20km圏内だから郡山に避難してます
富岡から最初、大越に行ったんだぞい
・・・あ～ら、おら大越だぞい・・・
そしたらない、落ち着かねぇうちに
「大熊の人がバスで来るのでよそへ行ってくれ」と言われてない
春山の小学校に行ったんだわい
食うものが無くてない・・・
それに板の間の生活は辛かった・・・
と、ボソットつぶやくように言った
そこから小野町に行って更に
福島の大学に行って、やっと落ち着いたと言う
その後、家族と出会い
なによりも、学校の食堂で飯が食えることが良かったそうだ
避難所が終わったので
仮設でなく郡山のアパートに落ち着いたそうだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして今年の４月
心臓の大動脈が詰まり、カテーテルで広げてステントを入れたと言うのだ
今年、「安達太良」に登ることが夢だと言う老人の言葉に
一年前の己の姿が重なってきた
なんとまあ・・・
そんで、カメラもって滝巡りとは
似たもの同士の出会いがあったもんだ
ちょっぴりセンチになっていたら
恐怖の300mの入り口に辿りついた
なんと１５分を切っていた
やるじゃないかい!
昨日は３０分だったのだから・・・
それよりびっくらこいたことがある
社会の窓が開いているではないかい!!!
あの若いカップルの出会いの表情が
やっと飲み込めた
今更・・・
これがボケの始まりかい・・・
侘しいのう・・・
８月２日
日毎に暑さが増して
エアコンを拒み続けている我が家では
連日、避暑地探索・・・
昨日はここ!
達沢の不動滝(2012.8.1 AM 6:30 )
朝から「マイナス・イオン」で心を癒す・・・
と、一人の老人と出合った
三脚無しでビシバシと撮っているではないか・・・
見せてもらうと
手振れ防止が効いているから大丈夫とのこと
23インチのモニターで見てみたいものだ
話していくうちに
同じ病歴の持ち主とわかって
なんと、「銚子ヶ滝」に同行することになった
毎日5,000歩を目標にしているそうだ
牧場の奥の山の中にある駐車場には先客がいた
宇都宮から来たと言うご婦人二人
福島へ桃を買いに行く途中で
この滝の看板を見て来たのだそうだ
話が弾み、歩くのが苦にならなかった
ここ「銚子ヶ滝」は実にすばらしい滝で
感動が先走り絵にならない
今回も例に漏れず駄目・・・
人少なく、このまま「そお～と」しておきたい滝だ
ご婦人二人は
滝の前で饅頭を食べて帰った
今日も会いに行くかな・・・