3月15日 16:47
福島第一原発の状況がやっと理解できて、胸を撫で下ろしました。
原発から35Km地点の、次期危険範囲住人としては、TVの報道に右往左往・・・
地震の後片付けも終わらないのに、心臓に悪いこと、悪いこと。
今日の朝の報道で、
「400ミリ・シーベルトを観測したので、第一原発から半径~20kmは避難指示
半径20km~30kmのは屋内待機」の指示が出た。
この官房長官の報道と、それを解説するTV報道に、居合わせた友人達は勿論
おじさんも驚愕し、笑って死ぬことを真顔で話し合った。
なにしろ、単位が今までより1,000倍も高い、μからmになったからだ。
・・・こりゃ、ほんとに死ぬのか???
400ミリ・シーベルトは死につながるレベルだ。
と、TVの偉い人が解説している・・・。
形ばかりの昼食をとって、彼らも帰った。
意を決して、避難先の確認をした。
知人、友人、そして最終的には、娘の所、猪苗代に逃げるべ・・・
そのことを兄弟、従兄弟、叔父叔母に連絡したけれども
いつ戻ってこれるか解らない旅立ちと思うと、そうやすやすと行動に移れなかった。
車の燃料を確かめてから、気を落ち付かせるために、お茶を飲むことにした。
折りよく、TVのSWを入れると丁度、総理と官房長官のコメントが流れてきた。
この中に「400ミリ・シーベルト」の言葉は無くて、500数10マイクロ・シーベルト
と云々。なんだそれ・・・?
400ミリ・シーベルトは「瞬間最大値」だそうな・・・
そう、言ってくれよ・・・
ちなみに、今日の福島県の観測値は福島0.05μシーベルト白河4.3μシーベルトで
風下の白河が最も高くて23.7μシーベルトだったとのテロップが流れた。
なんでぃ~まだまだ大丈夫だべ・・・
・・・やれやれ、人騒がせなことだ・・・
今回の事故での報道には疑問がある。
まず、発表者のレベルが低すぎる。
国民(おじさんのこと)が聞いて解らないのだ。
正しい日本語で話してくれよ!意味が通じない報告は、いたずらに不安を煽るだけであるし、
良く内容を知っている人が言うべきで、肩書きで言うものではない。
原子力安全保安院?何だあれ?聞いていて、苛立った!
もっと、適任者は居ないのか?税金泥棒め!
東電も東電だ。あの程度のものに、原発を任せていたと思うと胃が痛い。
もっともこれは、東電にだけ任せること自体間違いだよ、菅ちゃん。
設計したもの、作ったもの、運営管理するものが状況を把握して、誰が何をどうするか?
国力を結集して対処しなくちゃ!
そして、ここには原発が10機あることを前提に、人、物等の対応をすべきである。
・・・燃料切れで冷却ポンプが停止しました・・・これは、ひどすぎるべ・・・
今回の事故対策本部は、日本の最高技術者と科学技術を結集し、それに権力者と実行部隊とを
整えて、現場に密着してリアルタイムに事にあたることが基本だと思う。
だって、未曾有の地震と津波によって起こった、初めての原子力発電所の事故なんだから・・・
で、精一杯やって駄目だったなら、諦めもつきます。だけども、これじゃ死ねないぞ!
と、言いながらも、現場で命を懸けている人たちに、エールをおくります。
・・・あなた達は、今生の仏様です・・・
こんな時、世の国会議員の先生様は、何やっていんのかなぁ?
(やること無いならボランティアやってみたらどう?屋根の瓦直し、いっぺある~)
今、TVで盛んに、放射能のレベルが命に別状無いことを繰り返しています。
新潟まで避難したり、親に黙って何処かへ避難した一家もあります。
この始末、誰が取るのでしょうか?
だ~れも いないよねぇ・・・
ぎりぎりまで粘るつもりです。 生まれた故郷だから・・・ 亮
追記
今、東電の会見が放映されて、解り易い納得できる内容だった。
人の命が託されているのだから、このようにしっかりと応えてほしい。
次回に期待したい。
2011.3.15 21:30 by ryo