本当に必要なこと

2022-02-17 00:38:37 | 日記
今日は仕事を休んで
オトと一緒にバスに乗り、
梅田のカフェへ行ってきました。
某ゲームのコラボカフェがあったんです。

毎回『お出かけ』に
無邪気にはしゃぐ我が子を想像してしまう私ですが、
実際のオトは緊張やしんどさの連続で
わざわざ仕事を休んでまで連れて行って本当によかったんだろうかと自問自答してしまいした。

ずっとカフェでも帽子をかぶったままだし、
表情はいつもより暗く、
行動は人を意識してしまい不自然です。

ビッフェスタイルなのに
席からは全然立たず
口に合わなさそうなコラボご飯だけを一生懸命残さないように食べようとする姿。

帰りのバスの中で、目を閉じながらそんなオトの姿の1つ1つに心配してしまう自分自身に気づきます。

そして、このバスが道のでこぼこで大きく揺れる度に気持ち悪くなっていないかなんて想像して
オトは大丈夫かなぁとヒヤヒヤしていました。

でも
バスを降りて、いつもの道を歩くと…
いつの間にかオトの表情がパァっと明るくなっていました。

バス停から自宅までのほんの僅かな距離を「風が強いね」なんて言いながら
笑顔で帰れたこの僅かな瞬間にやっと
『オトとお出かけして良かった』と
思えたんです。





もう今日はこれでお出かけおしまいって思ってたんですけれど、
今日は奇跡が起きました(笑)

夜に急にゲームセンターに行きたいと言い出したんです。

嬉しくて夜の7時半に家を出て近くのイオンまで行ってきました。

ゲームセンターに行くと、したいゲーム機のすぐ近くで同じ年頃の知らない男の子がゲームをしていて…

オトは躊躇って「やっぱ帰る」と言いました。
私は、良かれと思い「大丈夫やん。ちょっとだけやったら?」と1ゲームできるだけのお金を渡しました。

表情が読み取れずに、良い事をしたと思った私。

だけど、帰り道に言われた言葉に衝撃を受けます。

「私、ゲームをせずに帰りたかった。
でもママがせっかくお金をくれたから、それを無駄にしたらあかんって思って、頑張ってゲームしてん。
隣に誰か居てるって思うとしんどくて、その場からすぐ立ち去りたかった。
でも、入れたコイン分頑張らなきゃって思って、『私は透明人間だ 大丈夫 誰にも見られていない』って。ずっと自分に言い聞かせてた。
もう、どこにも行きたくない。
どこにも行けない…。
誰にも会いたくない。」

本当に学習しない私です。
オトは自分で自分のことを決める力があるのに、また『良かれ』と思ってオトを苦しめてしまったんです。

「あぁ、ごめんね。
オトがやめとくってちゃんと言ってくれたのにママがまた余計なことしちゃったね。
ママの気持ちを断れなかったんやなぁ。
断っていいんやで。
なんやったらお金だけ受け取って、『帰る』って今度から言ってね!」

最後の一言に
「お金は貰っていいんや」って、くすくす笑ってくれました。


「そーやで。そーゆー時は貰っとき!」
そう言って
笑ってくれたオトの顔を見て安心しました。



やっぱり親の想いや願いを子どもに押し付けてしまうのは良くないと実感することばかりです。

また、子どもの機嫌は親にはもうとれないということも…。

私はまだオトを小さな女の子のように大事にしたい、抱きしめていたいという気持ちがあるようですね。

大人になっていくオトに必要なのは
あたたかく『見守る』ですよね。

大丈夫。また外出してくれるよ。

信じて待ちます。



さて、
先日のバレンタインは
フォンダンショコラを作ってくれました。


甘くて
あったかくて

外はサクッと
中は生チョコがとろーりして

とっても美味しかったです。