風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

草柳大蔵さん 第2回 NHKカルチャ―ラジオ アーカイブス

2023-06-27 15:44:04 | 

草柳大蔵(くさやなぎ だいぞう)さんは、テレビでお見かけすることがよくありました。

NHKカルチャ―ラジオ・アーカイブスで第2回を聴いて、教えられることが多々ありました。

 

人を訪問したとき(会社など)

応接室へ通されても、その人が来るまで立って待つ。

 これは芦田総理の夫人に教えられたこと。

 その教えをずっと守ったことが、他者から信用されることになった。

 

お客さんをお見送りするときは

 その姿が見えなくなるまで送る。

 すぐにガラガラと戸を閉めたりしない。

  これは、私も母に教えられたことでした。

  すぐに戸を閉めたり、電気を消したり、鍵をかけたりしないこと。

 

感動したのが、小児科の身体障碍児のリハビリ病院でのこと。

そこの病院では、何か月も入院して訓練を受けた子供さんが退院するとき、

院長、看護婦長、医師、担当看護婦2人の5人が玄関で、タクシーが見えなくなるまで

手を振って見送る。

その光景を見た子供さんは、その後の立ち直り、社会復帰が早いという。

後ろで見守ってくれている人たちがいる。

そのことで自信を持つことが出来る。

 なんだか涙が出そうになりました。

 

それと、東山魁夷さんから聞いたこと。

目が見えなくなり病気で入院している母親。

お見舞いに来た喉頭がんの弟、

その二人の死と、日展の落選の通知が、ほぼ同時に来た。

そのとき、東山魁夷さんは、この時(どん底のとき)すべてのものがなくなったとき、

生まれ変わったという。

静澄(せいちょう)な目で、自然を見れるようになり、自然とつながったという。

 その後 あの絵、「ひとすじの道」が出来た。

 

   東山魁夷著『わが遍歴の山河』、持っていたかなあ。

 東山魁夷さんの絵は、大好きです。心が鎮まるような気がします。

  清らか。まさに清澄の青の世界が広がっています。

 

草柳大蔵さんは、病床で書いた『絶筆 日本人への遺言』で、

伝えたいことを、渾身の力を振り絞って遺された。 

  昨日の「恩送り」と同じですね。

 皇居を走って (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  都会の中のオアシス、憩いの場所ですね。

  いつも素敵なお写真をありがとうございます。


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