風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

『ショック・ドクトリン』 6月の100分de名著

2023-06-28 19:16:03 | 

100分de名著 6月は、『ショック・ドクトリン』 ナオミ・クライン著

 ドクトリンは、政策という意味。

講師は、堤未果さん。

 

1970年代、フリードマンの提唱する「新自由主義」を、

  シカゴ大学で教えられた学生は、シカゴ・ボーイズと呼ばれて世界中にいる。

  無償の留学制度、ただし大学は選べなくてシカゴ大学のみ。

 その手法は、1.規制緩和・・・非正規雇用

       2.民営化・・・公共のもの(国営)を廃止する

       3.社会保障の削減・・・年金・保険・手当

第1回はその実験例として

・1973年の南米チリ・・・アジェンデ人民連合政府は、ピノチェトの軍事クーデターにより転覆される

 その後南米は、新自由主義経済に浸食され、米国の経済支配の実験場となる

・1980年代のイギリス (サッチャー首相もシカゴ・ボーイズ)フォークランド紛争に始まる

1ショック(恐怖)を与える・・・クーデターや紛争・戦争などの惨事便乗型資本主義

2.新自由主義の考えを、政府首脳部に入れる(規制緩和、民営化、社会保障の削減)

3.外国資本が入ってくる・・・格差を広げる。富裕層と貧困層がはっきりする。

 

2回目は、国際機関というプレーヤー

・1997年12月3日は、国民的屈辱の日と韓国では言う。

IMF(国際通貨基金)は、アジアを救済しない(アメリカが拒否・・・その中にはシカゴ・ボーイズがいた)

民間企業が、外国の資金に買収される。

国の保護を外させて、外国が自由に参入できるようにした。

無法地帯・・・国を人質にして侵略するのと同じ。

実験例は

・中国。。。天安門事件

・ソ連。。。ゴルバチョフを失脚させて1991年12月ソ連崩壊

 

伊集院光さんも、「ショックです」を連発。

私も、日本のたどってきた道を思い、ショックでした。

 

スピードが新自由主義には欠かせない。

 人々がショック(恐怖・不安など)で、判断力をうしなっているときに、どんどんやる。

 情報が入りすぎる現状・・・スマホ、AI,デジタル

     立ち向かうには*ゆっくり立ち止まって考えることが大切*

第3回第4回は、明日書きます。

 目が開かれた思いです。

 判別する力をもちたいです。  (聖書アプリからお借りしました)

  混迷の世の中、、、なにが正しいのか、分からなくならないように。

  混乱させられないように、惑わされないように、朝の静かな時を大切にしたいです。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。