TUBA修理職人

素人金管楽器凹出し職人のブログ

NIKKAN YBB-641オーバーホール13

2016-03-26 23:53:21 | 日記

さてさて!!いよいよ本体の組み立てに入ります。

まずは一番基本になるベル、1番管、2番管を半田で組み付けます。

半田でつけた部分は熱で析出現象が起きるので赤く変色します。しかも、酸で表面を洗うので(フラックス)

ほおっておくと緑青が大発生してしまうので水洗いは欠かせません。

接合後は手が入るうちに徹底的に磨きます。

次はこれ!!

3~4番管です。チューニング管の平行を出すのが肝である。

 

おおよその接合が出来たら、バルブユニットを仮付けして寸法を綿密にシュミレーション。

ここまで来たら完成まで秒読み段階ですね~~。

 


NIKKAN YBB-641オーバーホール12

2016-03-13 19:23:56 | 日記

1番管をさらに磨きます。これは前回の反対側。

このニッケルのプロテクターは外すことなしに修正しているので細かい凹凸を修正するのがこれが限界ですね。

ひたすら手で磨いて見ましたがこの後は機械のバフマシーン(ラブマシーンではない)で磨く予定です。

 

 

 

で、いよいよベルをやります。

腐食とラッカー剥げと凹みで非常に汚い状態だ。剥離剤ではなくサンドペーパーで塗装(エポキシラッカー)を剥ぐ。

凹みはこの特製ローラー(傷だらけのローラではない。ましてやタレントのローラでもない)を駆使して凹みをなくしていくのだ。

この太い100ミリの鉄パイプは実はマフラー材だ。で100ミリのマフラーって何なんだ!!ははは。

という事でこんな感じ。

組み立てると・・・・

 

以前はこんな感じ。

 

 


NIKKAN YBB-641オーバーホール11

2016-03-06 10:25:59 | 日記

一番管はもう少し時間がかかります。仕上がりに終わりが無い感じです。

これが・・・

ここまでやると、ニッケル板の部分も光っているといいなあと、欲張ってしまうよね。

この様な凹みが万遍なくありますね~。

これは、支柱の部分に入力があり凹みになつています。

光をかざす感じで見てみると結構うねうねしてますよね。

かなり修正しましたが、いかがでしょう。

撮影者が写りこむようになりましたね~~。

 

ところで、U字型の管って修正していくと形が変形してオリジナルの寸法通りにならないこともあるのです。

時々全体の形状を確認するため面倒でも仮に組み立ててみて確認が必要だと思うのです。

半田の跡でオリジナルの部分を判断しながら仮組しますと・・・・

こうなります。こうなるとベルの汚さが際立ちますよね。

バルブ関係を置いてみた。

べるの仕上げが待たれますよね。

なんか少し達成感があります。