泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

山茶花

2020-11-09 12:10:20 | 写真
 快調な日々、だったはずなのですが。
 先週の日曜日の丑満時(うしみつどき・深夜のこと)、左の背中に激痛が走り、目が覚めました。
 最初はなんだかわからなかった。ぎっくり腰なのか、はたまた下痢なのか?
 もよおし感もあったのでトイレに行っても、特に目立つものは出ない。
 やがてその痛みは最高潮に達し、もはや動けない。布団の上で虚しく七転八倒するのみ。
 あまりに痛いので、呻き声も自ずと出た。
 トイレに起きた父が発見し、痛み止めの湿布、及び飲み薬を試す。
 しかし治らない。波のように押し寄せては引いていく激痛。その間は短くなっていく。
 もはや自宅でできることも尽き、近くの病院に電話してもらう。救急外来に入れてもらう。
 点滴、尿と血液の検査、CT。結果、尿路結石でした。
 腎臓でできた石が尿管に出て詰まり、高圧力になったことで尿管が震え、神経に触れてしまうそうです。
 幸い?にして、父も同じ病を持っていたのでした。だから対応も早かった。
 その日は一日痛みましたが、晩には直径3ミリほどの赤黒い石が出ました。その後は再発しないまま現在に至っています。
 なぜ、自分が? このタイミングで?
 調べると、思い当たる節はありました。
 やはり一番は水分不足。ランナーは、自ずと水分不足に陥りがちなようです。
 加えてビタミンCの過剰摂取。たくさん摂ればいいとだけ思っていました。
 摂取できない分は尿で排出されるそうですが、その運び屋である水が足りなかったならば。
 お茶やコーヒーも、石の原因となるシュウ酸を多く含んでいました。
 あと、体質も関係しているようです。父が今もって石持ちなので、その性質は受け継いでいるのでしょう。
 1日2リットル目標で、主にお湯を今までより多く飲むようになりました。
 カルシウムも予防になるようなので、寝る前にはホットミルクを。
 クエン酸も大事だから、梅干しとレモンを。
 聞いた話によれば、尿路結石は出産の次に痛いのだとか。
 母は偉大だと改めて思います。尿路結石は?
 ただお湯を飲むべし。
 小説は、本当にあとラストを残すのみです。
 これも産みの苦しみか?
 そんなところで結晶にならなくていいのに。
 私史上最高の痛みも、多くの人たちに助けられて乗り越えることができた。
 だからもう大丈夫でしょう。
 書き抜こう。お湯を飲みながら。

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