先日、書店でふと気になった本を手に取り、開くと、こんなことが書いてあった。
「ケータイの連絡先から、もう会わない人を消すとかなりすっきりするのでおすすめ」
どんな文脈だったかも覚えてないけど、なるほどこれは使えると思って、その日の帰りの電車でがんがん消していった。
かなり残っていました。もう10年以上連絡とっていない人もざらに。
ちょっぴり未練とか期待とか、そんな気持ちもこもっていた人たちも。
もうそんなこともあんなこともばっさり消去。
はあー、すっきり!
いつも持ち歩いているケータイに過去が残っていた。
今を支える過去ではなく、今を後ろ向きに引っ張る過去として。
味をしめて、今度は保管してある葉書、手紙に手が伸びた。
改めて見直すと、不要になったものと、宝物化したものとにはっきり分かれた。
不要なものを持っている必要はないので捨てました。
写真は、昨日、青梅の山を歩いているときのもの。
想像以上に険しい岩山でしたが、下から噴き上げてくる風や新緑が最高だった。
本来は仙台ハーフマラソンを走るための3連休。
中止になり、姉夫婦を頼って、青梅の山を歩きたいと提案し、甥っ子も一緒に4人で歩き抜いた。
会話も楽しんで。下山後の食事も久々のほろ酔いも。
別れることで、人は一つの経験を積むことができるのかもしれません。
別れがないままなら、次のページに移ることもできない。
未熟な大人が増えているのであれば、別れの質と量が減っているからなのかもしれません。
初恋の人からの手紙は、やっぱり捨てられなかった。
再読して、明らかに自分が子供扱いされていたのだとわかった。
今思えば当然の対応です。むしろ、そんなお子ちゃまの自分に会い、きっぱりと断ってくれたことに感謝しかありません。
別れを受け入れるのに、いったいどれだけの時間と労力と言葉を必要としただろう?
「時間は一番の薬だ」と言うけれど、本当にそうだと思う。
時間は命そのもの。
元気に生きているということが、最高の恩返しなのだと。
後退したくなる日もある。
でも、過去を整理すれば、自ずと前進する力は大きくなる。
過去は、今をつかむことのできる守備範囲のようなもの。
うずく傷は、人を理解しようとする力を強めてくれた。
書くことはずっと続いている。
走ることと手を組んで、これからも、ずっと。
続けているうちに、手を組む相手も増えてきた。
写真と手を組んだ。「フォトエッセー」というカテゴリーを新たに作りました。
一人ひとりの読者とも。出版社とも。
和を広げていくこと。それが私の宿題。
「ケータイの連絡先から、もう会わない人を消すとかなりすっきりするのでおすすめ」
どんな文脈だったかも覚えてないけど、なるほどこれは使えると思って、その日の帰りの電車でがんがん消していった。
かなり残っていました。もう10年以上連絡とっていない人もざらに。
ちょっぴり未練とか期待とか、そんな気持ちもこもっていた人たちも。
もうそんなこともあんなこともばっさり消去。
はあー、すっきり!
いつも持ち歩いているケータイに過去が残っていた。
今を支える過去ではなく、今を後ろ向きに引っ張る過去として。
味をしめて、今度は保管してある葉書、手紙に手が伸びた。
改めて見直すと、不要になったものと、宝物化したものとにはっきり分かれた。
不要なものを持っている必要はないので捨てました。
写真は、昨日、青梅の山を歩いているときのもの。
想像以上に険しい岩山でしたが、下から噴き上げてくる風や新緑が最高だった。
本来は仙台ハーフマラソンを走るための3連休。
中止になり、姉夫婦を頼って、青梅の山を歩きたいと提案し、甥っ子も一緒に4人で歩き抜いた。
会話も楽しんで。下山後の食事も久々のほろ酔いも。
別れることで、人は一つの経験を積むことができるのかもしれません。
別れがないままなら、次のページに移ることもできない。
未熟な大人が増えているのであれば、別れの質と量が減っているからなのかもしれません。
初恋の人からの手紙は、やっぱり捨てられなかった。
再読して、明らかに自分が子供扱いされていたのだとわかった。
今思えば当然の対応です。むしろ、そんなお子ちゃまの自分に会い、きっぱりと断ってくれたことに感謝しかありません。
別れを受け入れるのに、いったいどれだけの時間と労力と言葉を必要としただろう?
「時間は一番の薬だ」と言うけれど、本当にそうだと思う。
時間は命そのもの。
元気に生きているということが、最高の恩返しなのだと。
後退したくなる日もある。
でも、過去を整理すれば、自ずと前進する力は大きくなる。
過去は、今をつかむことのできる守備範囲のようなもの。
うずく傷は、人を理解しようとする力を強めてくれた。
書くことはずっと続いている。
走ることと手を組んで、これからも、ずっと。
続けているうちに、手を組む相手も増えてきた。
写真と手を組んだ。「フォトエッセー」というカテゴリーを新たに作りました。
一人ひとりの読者とも。出版社とも。
和を広げていくこと。それが私の宿題。
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