泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

第39回気仙沼つばきマラソン

2022-11-09 15:17:57 | マラソン

 4年半ぶりの気仙沼、大島。そして、ホヤぼーやとも再会を果たし、旧交を温めることができました。
 コロナ禍は終わっていないけど、ワクチンも3回打って、ちょうど感染の波が低いときに行くことができました。
 今回は父とともに。父は7年半ぶり。会いたい人たちがたくさんいました。大島は父のふるさと。
 帰ってきて思うのは、大島は私にとってもふるさとだということ。
 あの大津波で私の覚えている景色はほとんど消えた。新しい景色を受け止めるのに時間がかかっています。
 一人だったら、とてもじゃないけど乗り越えられなかった。つばきマラソンの連続するアップダウンの激しさも同じで。
 待っていて受け入れてくれる人たちがおり、歓迎されて歓待されて、ご馳走をたらふくいただいて。
 自己ベストが出ないわけがない。ということでもないと思うけど、つばきマラソンでのコースレコードを出すことができました。
 1時間42分38秒で、前回参加した2018年のタイムより1分53秒上回っていました。
 順位は、一般男子ハーフマラソンの部で、228人中49番目。だいたい上位22%くらい。
 私の実力からすれば妥当なところ。上には上がいます。
 が、自己ベストを目指していたので、目標を達成できてうれしい。また一つ、小さな自信を積み重ねました。
 応援も身に染みました。いとこがいて父がいておばさんおじさんがいて。
 気仙沼は狭いので、「菊田」さんも多いし、みんな親戚のようなものです。
 大漁旗を振ってくれる人がいた。縁石に並んで座るおばあちゃんたちがいた。ペットボトルに小石を入れて鳴らし、リズムを思い出させてくれる人がいた。
「年寄りも頑張ってるから頑張ってね」と言ってくれる人がいた。「がんばれー」と絶叫する小さな子供たちがいた。
 何度手を振り、うなずき、「ありがとうございます」と言ったことか。
 好天にも恵まれて、ラン友とも再会できたし、レース後の兜焼きもわかめ汁もゆず茶も最高に美味しくて。
 本当によかった(しみじみと)。
 また、行こう。
 また、帰ろう。

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