足立区が性の多様性の先進区に!
パートナー・ファミリーシップ制度スタート LGBTガイドラインも策定
4月から、パートナー・ファミリーシップ制度がスタートし、LGBTガイドラインも策定。昨年秋の「白石議員によるLGBT差別発言」から半年。当事者が、区民が、声をあげ、議会での質問も繰り返される中、全国でも有数の「先進区」になる取り組みがスタートしました。
全国で2番目のファミリーシップ制度発足
当初が「パートナーシップ」としてスタートする予定でした。当事者の方々から「子どもを設けているカップルもいる。ファミリーとして認証できる制度に」との提案をうけ、ファミリーシップ制度としても誕生しました。全国で明石市に次いで2番目、東京発です。
4月1日から制度がスタート。当日は抽選で第一号の宣誓者を決めました
マスコミも多く詰めかける中、第一号となったカップルは、晴れやかに写真にも登場されていました。私はそれを見て感無量でした。だって、その方々にお会いした時に「自分が生まれ育ったのは足立区だけど、『この街は理解がない』からあまり好きではなかった。とてもカミングアウトできる雰囲気ではなかった」と語り、別の自治体で二人で生活していたのです。しかし、今回のことで「行政が応援・後押ししてくれる」と区内に居住を決意され、写真にも登場されたのです。
当事者団体監修で「LGBTガイドライン」作成
また、職員向けですが「LGBTガイドライン」も、当事者団体「一般社団法人性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会(LGBT法連合会)」が監修のうえで発行されました。
全部読んでみて、素晴らしい!そして私自身も学べる内容でした。
まず基礎知識として「性の4要素」、LGBTとSOGIを分かりやすく記載
次に当事者の日常生活でどんな困難があったかを記載
例えば「性の多様性を受容する職場環境づくり」では、アウティング禁止条項も明記。たとえ善意であっても本人の許可なく「配慮が必要」などを他の人に伝えるのではなく、本人に情報共有の旨を説明するなど、当事者を置き去りにしない立場を貫いています。
学校や子どもへの対応・配慮についても「不適切事例」を紹介
教員などが「それはトランスジェンダー特有の感情だね」というのも不適切で、「性的指向や性自認を決めるのは本人です!」と明記されています。
区の職員向けパンフの為、部数に限りがあります。でも足立区のホームページから誰でもダウンロードできます。コチラです。ぜひ見てみてください。