日本人ギタリストのなかでも、渋さとテクニックとパワーを併せもつプレーヤー、竹田和夫。 代表曲ともいえるスピニング・トーホールドは、えらく渋い! プロレス全盛期に、テキサス(出身地がニクイ!)からやって来たレスラー二人組み"ザ・ファンクス"(これまた名前がグッド!)のテーマ曲で使われていたあの曲です。 スピード感あふれる曲の中に散りばめられた、洒落たアレンジ(私は、初っ端のシンコペーションや、ちょっぴりjazzテイスト+)が最高です。 そこそこの、コピーが出来ていたので原曲を聴かせずにスピニング・トーホールドを子供に聴かせていましたが、あるとき"ものほん"を聞かせたときに、「なんか、違うな」なんて言われて、ガックリ。 よく聴いてみると本当でした...。 やっぱ、プロはすごいとあらためて関心させられた思い出があります。 だから、プロなんですけどね。 しかも竹田和夫ですから当たり前ですが...。 ...で、ファンクスはといえば外国人レスラーながら、ベビーフェイスでやたら日本人に愛されていました。 キャラはといえば、上目遣いが印象的な正統派レスラーの兄貴ドリー&ヤンチャな弟テリー。 このテリーときたらブッチャーにフォークでメッタ刺しにあったり、胡椒で目潰しを食らったりと反則の受け放題! ちょっと何回かのプロレス中継から目を離していると、頭にぐるぐる巻きの包帯で入場していること暫し。 SかMかでいえば、Mに間違いなし! 切れると繰り出す"ナックル"がカッコよかったな...。 ふらつきながらのナックル相手に命中して、相手がふらつくと、それ以上にテリーがふらつく! 何だそれ! しびれる~。 実にショーマンシップに満ち溢れていた。