2016年1月15日(金)大安 入院2日目、手術当日中編
話は、前日(14日)の麻酔科医の説明に戻るけれど、
今回の手術は、全身麻酔ではなく、脊椎麻酔・硬膜外麻酔で行われる
と言う。意識あるということだ。
脊椎麻酔・硬膜外麻酔とは~
いわゆる下半身麻酔といわれているもので、この方法自体では
意識がなくならないのが特徴です。
背骨の中の脊髄のすぐ近くにある「硬膜外腔」と呼ばれる部分
(硬膜外麻酔の場合)、あるいは「くも膜下腔」と呼ばれる部分
(脊椎麻酔の場合)にそれぞれ局所麻酔薬を注入し、
その神経が支配している体の部分の鎮痛を得る麻酔法です。
硬膜外麻酔のメリットは、硬膜外腔に細いカテーテルを留置することで
長期間にわたって局所麻酔薬を注入でき、手術後の鎮痛にも用いることが
出来るという点です。
これに対して脊椎麻酔は非常に少ない局所麻酔薬の量で早く効き
十分な麻酔作用を得ることができる反面、 およそ2時間で効果が消失します。
ですから最近ではこの脊椎麻酔と硬膜外麻酔を併用しそれぞれの利点を
生かして麻酔管理を行っています。
~独立行政法人国立病院機構○○病院、麻酔科より
うわ~、意識があるって事は、手術の様子がわかっちゃうんだ。
なんか、ムズムズしそう・・・と思っていたら、先生が「手術中、
眠ることも出来ますよ。」と言う。
「いえ、別に起きていてもいいんですが、なにか不都合がありますか?」
「手術中、両腕を拘束されますから、動きたいのに動けないと
苦痛に感じるかもしれません。皆さん眠っていますよ。」
そりゃ、そーだ。手術実況知りたかったのに、残念だなー。
今回は眠るとするか。(いや、次はないって、あったら困る)ヾ(゜∀゜;)
さて、手術室に戻ります。
まず、体の上に白い布が掛けられて、布の下で手術着のスナップが
外され前身ごろが取られます。次に腰を浮かして後ろ身ごろとショーツが
取られました。ハイ、布の下はスッポンポンです。 (^m^〃)
ここで、病室から付き添って来た看護師がメガネと靴とショーツを預かり
病室に戻りました。
手術着を脱がされるのと同時に、心電図、血圧計等が手早く取りつけられ、
今度は横向き、背中を丸めて胎児の様なポーズになり、麻酔開始です。
背中を消毒し、細い針で皮膚に表面麻酔をします。
なんか、歯ブラシみたいな物でゴシゴシされる感じ。
皮膚の麻酔が効いているところに麻酔用の針を刺します。
が!表面麻酔効いてない様な気がする、針刺すと痛いぞ。
同室のオバ様は、腰の麻酔も全然痛くなかったし・・・って言ってたのに。
針先が目的とするところに届いたら、薬や細い管(カテーテル)を入れます。
が!私が痛がったので、時間がかかったみたい。
だって、痛いんだもん。しょーがないじゃん。
背中に絆創膏を貼ってから仰向けになります。
この絆創膏は、ほら、裸芸人がピンマイクのコードを背中から、
胸元までテープで留めているでしょ。あんな感じかな。
さて、これからは、お恥ずかしいカッコですな。(;^-^A
裸大の字、胸には布が掛けられているけれど、下半身は、
裸に白いハイソックス姿、異様な絵面だ・・・(=▽=;)ゞ
足は痺れて感覚がないから、何されてるんだか・・・
導尿の管とか入れてるんだろうな。おなかは、痛くないけど
触られている感じがする。
麻酔が効いている事を確認するために、肩にエタノール綿をつけて、
(冷たっ!)今度は、おなか、足の付け根にもつけて、冷たく感じるか
確認する。う~ん、まだ冷たく感じるなぁ。(´~`)
それを、何回か繰り返して、肩は冷たいけど、下半身は冷たくない・・・
あれっ、でも触覚はあるぞ?痛覚>触覚>冷覚じゃなかったっけ?
今考えるとそうだけど、その時は冷たさを感じなくなったので、
麻酔が効いたのだと思った。その確認後、酸素マスクを付けたら、
いつの間に眠っちゃって、目が覚めたら手術は終わっていた。
ハイ!おしまい・・・じゃなーい!(T▽T)