2023年9月初旬の平日。
今回は、私が小学校高学年の時に社会科見学で行った加曽利貝塚をメインに千葉にやってきました。
前日は幕張のアパホテルに泊まって
いざ出発。
空は晴れて、雲が動いています。駐車場に車を停めます。
3時間まで300円 とかだったかな。
おもての時計は壊れて止まってまちがった時間を指しています。
ここが千葉県立中央博物館。
チバニアン期の古生物、やってますなう。
とにかく立派な博物館です。
大人800円の価値はあります。
房総の大地の成り立ちを展示してあります。主に富士山や箱根火山から西風で運ばれてきたものですが、火山灰層の中には九州の火山から飛んできたものもあります。
房総半島では、現在でも大地が激しく隆起しており、また大地を作る地層が柔らかいので、このように川の動きが活発なのです。
潮汐、房総の海面では最大170センチ上げ下げする、と。
んー、そういえば数年前、小湊の海岸に荷物を置いてランチしに行ったら、あやうく全ての荷物が流されそうになった記憶がある。優しい観光客が少し高いところに移動しておいてくれなかったら、どうなってたことか。
The Chibanian Age「チバニアン期」とは
地球の歴史の中で77万4千年前から12万9千年前までを示す時代名称です。
上総丘陵の市原市i通の地層が、2020年1月に日本初の GSSP(国際境果機式層断面とポイント:ある時代の始まりを示す世界基準となる地層)に認定されたことから、千葉県にちなんで命名されました。
ニュースで知ってはいたけど、これ素晴らしいことだわ。
地球の表層にある10数枚のプレート(岩盤)ごとに色分けしてある。
これらのプレートが押し合いへし合いしてるから、境界線では地震や火山噴火が多発するのか。
日本列島は境界線だらけであることが視覚的に良くわかる。
「房総の生物」の部屋はかなり凝っていた。
給湯室じゃないよ。展示物だよ。
こんな展示物初めて見た。リアリティを追求してる。
マッコウクジラの大きさハンパないなぁ。
房総半島周辺にはクジラの種類も多く、その数は全国最多の35種ですと!世界で見られる約90種のクジラのうちと考えると、房総の海には色々なクジラが来てくれるのか。
昆虫もたくさん展示してある。
動物の約4分の3を占めると言われている。昆虫。虫は今後の飢餓問題を解決する立役者になるだろうか。
ネズミのチュー太郎。
最近、神田川沿いの道路で車にひかれて星になっているネズミをよく出勤途中に見るのだが、こうして標本を見るとうまく共生していければ…となんとなく思う。
個人的にカメが大好き。
骨だけでも顔がかわいく見える。
カメの骨格模型をこのアングルでおいてくれるセンスもいい。
ゼンマイじかけで動きそうなつくりw
きゅうにイワシが食べたくなった。
わたしは梅煮が好き。
「房総の歴史」の展示。
千葉市有吉北貝塚。
房総半島に人が住み始めたのは、わかっている限り、今から40,000年前の地層から石器が見つかっているそうです。
縄文時代のイルカ漁の様子。
館山市ではどんなふうにイルカを食べていたのだろうか。漁の歴史はとても古いとあらためて思う。
千葉市緑区にある有吉南貝塚の集落、
元は竪穴住居であった場所から、頭に深鉢をかぶり、腰に装飾品をつけた人骨が出現しました。
顔?頭?は大事だという考えがあったに違いない。
深鉢をかぶったものの取れなくなってさぁ大変!なんてわけじゃないだろうけど、
ごめん、どうしてもそんな想像をしてしまう。
成田市新美川面遺跡。
ヤマトシジミを消費していた貝塚があったようだ。シジミのお味噌汁は大好き。
千葉県でもたくさんの土器が各地から見つかっているんだな。
山武市の古墳群。
数年前に山武市の蓮沼ウォーターガーデンへ行った。
すぐ近くのペンションに一泊して、楽しかったなぁ。
遺跡をながめてると、古墳時代あたりから、弥生時代以上に、
どうだ、すごいだろ!感がいなめない。
人間のエゴといいますか、何というか・・・。
余談ですが、旅行好きなわたしが京都に行ったことがないと言うと、だいたい驚かれる。こうしている今も長女は彼氏と京都旅行へ行ってるらしいけど、まぁ、わたしたちもそのうち。
模型だけど、こういう普段見れないアングルに興味津々!
貝の管がこんなにのびて。。。
この写真、帰って小5の娘に見せたげよっと。
チバニアン期の古生物人気投票やってる。
こういうの楽しい!!
博物館を出たら14時。2時間たっぷりいたんですね、わたし。
本日初めての固形物を口にするからか、やたらしみる美味しさ!
韓国はどんぐりの粉が買えるらしいけど(お菓子に使うのかな?)、もっともーっと、どんぐり商品を手軽に買えたら良い。大昔から食べていたものなら、カラダも嬉しかろう。
よし、このあとは加曾利貝塚へ!!