ニッポン映画【予告犯】を観ました。
こないだ観たのが【白ゆき姫殺人事件】ですから、期せずして中村義洋監督作品が続いた訳です。
いや、今作も面白かった。さすがです。
まず、生田斗真。
ジャニタレには珍しく、お芝居専門に活動してるヒトですね。
その為、やっぱ上手なモンであります。
山Pとは大違い。
【土竜の唄 潜入捜査官 REIJIの巻】もホントに面白かったし。
抑えたお芝居も良いし、声も良いですね。
ヒョロを思い遣る姿には涙が出ました。
次、戸田恵梨香。
このヒトも凄ぇ頑張っておりました。
全力ダッシュしたり、アクションもソコソコこなしたり、ずぶ濡れになったり、『アナルバイブ』と口にしたり、と体当たり。
ただし、あの若さで警視庁サイバー犯罪対策課の班長ってポストは、いささか違和感がありますな。
ちなみに、【相棒シリーズ X DAY】で警視庁サイバー犯罪対策課の専門捜査官を演じた田中圭が、今作では公安の刑事を演じておりました。
それにしても、【白ゆき姫殺人事件】もネット無しでは描けない作品でしたが、今作も全く同様。
いまや、事件モノのエンターテイメント作品には、ネットは不可欠なんでしょうね。
元々、人間なんて悪意の塊なんですが、ネットの普及はそれを加速化・拡大化させた訳です。
そんな凡人の悪意に相反する様な、ゲイツ=生田斗真の優しさ・・・。
素晴らしいコントラストでありました。
さぁ、続編のドラマ【予告犯 -THE PAIN-】も観よっと。
それにしても、設楽木議員が観たのはどんな動画だったんでしょう。
原作【予告犯】について、ちょっと。
主人公ゲイツは派遣社員として、とあるIT企業で働いていたんですが、その社長ってのが堀江貴文クリソツなんです。
そりゃホリエモンも怒ろうってもの。
さすがに気の毒ですな。
映画では、滝藤賢一がこの社長役を演じておりました。
『悪意は癒しがたく、善意は子供のうちに死んでしまう』エーリッヒ・ケストナー(ドイツの詩人・1899~1974)
過去の関連記事。
白ゆき姫殺人事件の巻。
土竜の唄 潜入捜査官 REIJIの巻。