WOWOW製作著作のドラマ【予告犯 -THE PAIN-】全5話を観ました。
内容はウィキでも読んでご確認下さいな。
さて、このドラマ、映画【予告犯】とは直接事案が被る事はありませんが、戸田恵梨香はじめ警視庁サイバー犯罪対策課の面々が登場します。
また主役メンバーも、映画の“シンブンシ”を模倣しており、全体的なトーンは同一。
いや、ドラマの方がメッセージ性が強いかも。
映画は【公開処刑】であったのに対し、ドラマは【公開裁判】という体であります。
正義とは?真実とは?冤罪とは?
と、ニッポンの司法に問いかけをたたみかけるストーリーは秀逸でした。
【公開裁判】においての証拠や証言の収集・提示は、いささか強引ではありましたが、溜飲は下がります。
正義とは?真実とは?冤罪とは?
という迷宮とも言える問いかけを抱き、過去を引きずり、あがきもがき苦しむヒガシ。
真実を求めるピュアな新米裁判官に、自身の取り戻せない過去を投影するヒガシ。
実に素晴らしいお芝居でした。
とはいえ、ラストは『いかにもニッポンだなぁ』という印象。
どうしてもニッポン人は、【殺人=悪】という図式になっちゃいますね。
米国なんかは『正義の名のもとに』とか言って、バンバン殺しますから。
戦後71年、アタマにお花畑が咲きまくっている、脳内ウジ虫国民ですから仕方ありませんけど。
いやぁ、それにしても映画&ドラマ共、とても面白かったです。
鑑賞後、しばらく呆けてしまいました。
『力なき正義は無力である。正義なき力は暴力である』宗道臣(ニッポンの武道家・1911~1980)
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予告犯の巻。
正義の巻。
正義の巻、ふたたび。
正義の巻、みたび。