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1992年のある約3週間、宿の予約は一切せず、ひとりでスペインに行きました。
ま、バックパッカーの真似事ってトコです。
ちなみに、INはバルセロナでした。
そんな時、オトコひとりとオンナふたり(いずれもニッポン人)と出会い、計4人で街をうろつく事に。
『やっぱバルセロナといえば、サグラダ・ファミリアでしょ!』と話はまとまり、いざ出発。
2016年の今日に至りましては、ほとんど完成形の様ですが、なにせ24年前。
当時はまだまだこれから、といった風情。
さて、入場券を買おうとした途端、何人ものオンナのジプシーたちが寄って来て、カーネーションを『ウナペセタ!ウナペセタ!』と連呼し、僕たちに売りつけるのです。
僕はハナっからジプシーたちを相手にしませんでしたが、連れのオンナのコが買ってあげる事に。
優しいな~。
それにしても、ウナペセタって当時1.2円位。
そんなんでジプシーたちは食っていけんのかな?と、一瞬思ったものです。
んで、サグラダ・ファミリアに入館し、いろいろ写真を撮りながら、てっぺん迄登りました。
内側は落書きだらけで酷い有様になっております。
悲しい事にニッポン語も、チラホラ散見出来ました。実に嘆かわしい・・・。
大体、1時間ちょっとでしたしょうか。
十分、サグラダ・ファミリアを堪能出来ました。
なにせ【工事中】ですから、あんまり観るトコがありませんので。
空腹の4人は『飯食うべ』と、サグラダ・ファミリア前のイタリアンに入店する事に。
みんなでピザを食べました。
やがてお会計。
それぞれ財布を出す訳ですが、いやビックリ。
なんと、先程ジプシーからカーネーションを買ってあげたオンナのコの財布に【お札】が全く無かったのですから。
そう。
ジプシーたちが彼女のお札を抜いたのです。
確かに思い出しました。
彼女が財布を出すと、ジプシーたちはいっせいにカーネーションの束を被せたのです。
わざと小銭を要求し、それに気を取らせお札を抜く・・・。
そして、蜘蛛の子を散らすかの如く散る・・・。
敵ながら凄腕で鉄壁なチームワークだな、と関心しました。
勿論、オンナのコは旅費全部を盗られた訳ではありません。
抜かれたお札も【その日分】でしたから。
それでも彼女はショックを受けた様で、しばらく黙り込んでしまいました。
当時のバルセロナは、【ホールドアップ】迄は無いにせよ、かなり治安が悪かった。
なので、このテの犯罪は日常茶飯事。
旅を続ける上で、改めて気を引き締めねば!と思ったものでした。
しっかし、あれから四半世紀か・・・。
当時の写真。
『ヘイ、セニョリータ!今夜このちっぽけな惑星の上でブラウン運動を続けている全てのろくでなしのためにバラを一輪捧げてくれ!』真島昌利(ニッポンのギタリスト・1962~)
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