higher ground

甘いものと政治の話

緊急事態宣言でるらしい

2021-01-05 19:01:20 | 政治

首都圏の1都3県を対象に「緊急事態宣言」を7日にも発令するよう。

ん?なんか昨日か、おとついくらいに、菅さん(総理)が「緊急事態宣言の検討に入る」とか言ってなかったけ?

で、今日もう「決定」?検討する時間が随分と短くね?行き当たりばったり感たっぷりなんだけど…。

今回の宣言は「飲食店に絞って」とも言われているけど、時短要請や休業要請はお店にとっては死活問題。

要請に対する補償は?経営者も従業員も生活していけるだけの額をきちんと用意する気はあるのか?ちゃんと考えているのか?…もはや不安しか残らない。

前回の緊急事態宣言の後、真っ先にやったのは「GO TOトラベル」。感染が広がる最中、国会で議論しはじめたのが「GO TOトラベル」。明らかに優先順位がおかしくね。まずやるべきなのは、医療にきちんとしたサポートをすることだ。言っとくが医療従事者がたいへんな思いをしているのはコロナがある前からだ。看護師不足、長時間勤務…普段からたいへんな思いをしているなかで今回のことが起きている。

そもそもの問題として、「命を守る」という医療の分野にきちんとした支援をしてこなかったこれまでの国や自治体の姿勢が問われているのだ。

別に「GO TOトラベル」が悪いとは思わない。感染に歯止めがかかったら、大いにやればいいと思う。それまでは休業をするところには補償をきちんと行えばいい。まあ、安倍さん(前総理)にしても菅さん(現総理)にしても、「GO TO」を推進してきた二階俊博幹事長(全国旅行業協会会長)には頭があがらないのだろう。情けない話だ。

何が一番大事なのか、その優先順位をきちんと考えてほしい。

「補償」というと、そんな金どこにあるんだという人もいるが、予算はあると思う。一番適当なのは「防衛費」だと思う。来年度予算案では5兆3400億円となっている。いまこそ「国を守るため」にその予算の一部をコロナ対策に振り分けてほしい。不要不急の事業も一旦ストップするべきだ。例えば、辺野古の新基地建設。軟弱地盤の改良のために214億9400億円かける。当初予定していた建設費を大幅に上回り総工費は9300億円にものぼる。この際、その賛否は置いておいて、少なくともこの緊急事態においては一度凍結し、コロナ対策に振り分けるべきではないだろうか。こういった事業はたくさんある。

東京オリンピック・パラリンピックのコロナウイルス対策費は約1000億。まずはオリンピックより今置かれている状況をどうにかするべきだろう。