「選挙(総裁選)とコロナ対策は両立しない…コロナ対策に専念するから総理大臣を辞する」と意味不明なことを言って菅首相が辞意を表明した。
いや、コロナ対策に専念するなら、そもそも総裁選なんてやってる場合じゃないだろ。さっさっと臨時国会開いて、議論し必要な法整備しろよ。と思う。
野党は批判するばかりだから国会を開いても「時間の無駄」とか言うひともいるが、それは民主主義の否定というものだし、それが野党の役割のひとつだ。批判もあって、よりよい法整備をしていくのが国会の仕事なんだよ。それをやらない時点で、終わってる。(この間、野党はコロナ対策など野戦病院の開設、無料のPCR検査など数多くの提案を行っています)
さて、その総裁選で、一番人気は
河野太郎行革相らしい…
河野さんといえば防衛大臣時代に、以前、脱原発を唱えていたことを記者会見で問われ、「所管外です」「閣僚ですから(答えらえない)」と言い会見を打ち切り、立ち去った人物。
さらに外務大臣時代には、北方領土問題で日ロ関係について問われ、「次の質問どうぞ」を4回繰り返し、質問に答えないという人物。
そして現在…当初は「6月中に全国民分のワクチンを確保する」と言っていたのに、今ではしれっと「11月中」とか言っている人物…
ウソつきなのか、自分の信念がないのか…つーか、会見打ち切りとか…今の首相と何ら変わらないじゃないか。また、この方、意見の合わないtwitterのフォロワーを次々とブロックすることでも有名。要するにリーダーの器がないのだと思う。
2度にわたり逃げ出した安倍晋三前首相が推しているのが、高市早苗前総務相。
しかしこの方、相当ヤバい…先の戦争について「私は戦争の当事者の世代じゃない。だから戦争について反省なんかしてないし、他人から反省を求められるいわれもない」と言ったり、「国会デモを取り締まれ」と弾圧ともとれる姿勢を表している。総務相時代には「国は放送局に対して電波停止できる」と言論弾圧体質バリバリだ。
選択的夫婦別姓制度導入の議論では、反対派の議員連盟「『絆』を紡ぐ会」の共同代表として「家族単位の社会制度を崩壊させる可能性がある」と猛反発。さらには、導入に反対するよう求める文書を42都道府県の議長宛に発送していた。自民党内の若手議員でさえも「(高市氏とは)挨拶程度の関係しかなく、女性の社会進出などについて、非常に保守的。女性活躍への思いが、他の女性議員とはまったく違う」と言われるほどの存在だ。
安倍前首相が会長を務める極右議員連盟である「創生「日本」」の研修会のなかでは「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のふりして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」とドヤ顔で話している。
ある意味、いまの自民党をまさに体現している存在とは言えると思う。怖すぎる…
そしていち早く総裁選に名乗りを挙げたのが岸田文雄前政調会長…
コロナ対策として4本の柱を発表。①国が主導し、野戦病院、大規模宿泊施設の開設。開業医などの往診。②予約不要の無料PCR検査所、在宅検査手段の拡大・普及。③休校にともなう保護者向け休業手当、家賃支援。④分散した機能を1本化するために「健康危機管理庁」の設置。…を打ち出している。
しかし…この対策、なぜそれを今すぐやらない?総裁選が終わるのが29日。それから議論してたら…いったいいつからそれやるんだい?という話だ…。首相に「これ、やりましょう!国会開いて必要な法整備しましょう!」となぜ今、言わないっ!。結局、総裁選のため、権力のため、自分のことしか考えていない証拠ではないか。要するに私たちの方など見ていないのだ。
こんな人たちが、次の総理になろうと何も変わらない。
もう自民党じゃダメなんだよ。
次の総選挙は「自民党が滅びるか、日本が滅びるか」この二択の選挙になると思う。それだけ状況は危機的だ。