ロシアのウクライナへの侵攻が続いている…
そんななかで
ロシアへの抗議を行っている人たちに対して『日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない』と言ったひとがいる。
維新の会創業者・橋下徹。そのひとだ。
常々、民主主義がわかってないひとなんだなと思っていたが、この発言を聞いて確信した。
世界では反戦の声が高まっいる。当事国であるロシアでも大規模な反戦デモがおき、6000人もの市民が拘束されたという。何よりその世論を恐れているのはプーチンだ。だからこそ統制をとろうとする。ロシア国民も今回のプーチンの行動には疑問をもっている。経済制裁もはじまり国民生活にも影響が生まれてくる。こういった声が高まればプーチン独裁を転換させる力にもなる。
民主主義とは何か?
多数決で決めること?
最終的にはその通りだけど、様々な声があるなかで、そこに行きつくまでに議論をしてより良いものにしていくこと。そこに「民主主義」がある。
だから民主主義は少数の声も大事にできる。
その大前提にあるのが「声をあげる」ことだ。
彼が言っていることは民主主義の否定に他ならない。
まあ、たぶん、彼はそれでいい思っているんだろう。過去には「日本の政治に必要なのは独裁」とまで言い切ったひとだから。ただ、そういうひとを各マスコミがもてはやし、コメンテーターとして多投しているということには注意しておかなければならない。
日本の権力者がこの国をどこに向かわせようとしているのか…もう、みえみえだ。
というか、常々、あのひとは本当に弁護士なんだろうか…と思う。
さて…ロシアとウクライナの停戦交渉がなんとか継続している。
ウクライナのゼレンスキー大統領には、国家という体制を守るのではなく、国民をどうしたら守れるのか考えてほしい。
それができれば、世界の世論も味方につけることができる。
ロシアでは90歳のおばあちゃんが反戦デモ中にロシア当局に拘束された。「戦争ノー」と描かれたプラカードを掲げた小学生3人が拘束された。
声をあげることができなくなる…それがどれほど恐しいことか…。
「自由」は自然にあるものではない。「民主主義」は、ひとりひとりが声をあげなければ成り立たない。