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甘いものと政治の話

ロスジェネの反抗①

2022-06-02 04:01:36 | 政治

サントリーホールディングスが、安倍元首相の後援会が開いた「桜を見る会」の前日に開いた夕食会で、2017年~2019年にウイスキーやワインなど酒類を無償提供(約500万円分)していたことがわかった。無償提供は違法な企業献金にあたる可能性がある。

サントリーの社長新浪剛史氏は安倍政権時代の2014年から政府の財政諮問会議のメンバーだ。

新浪氏といえば「愛社精神など不要、45歳で辞めてよ」と『45歳定年制』を言い出した人物。その目的を「キャリア自律」「社内の新陳代謝をそくす」というが、要は『リストラ』だ。

人を切ることでしか成果を上げられない自分たちの経営能力のなさを下の人間に押し付ける「新自由主義」の典型的な例だと思う。

こういった大企業の「リストラ」に免罪符をあたえてきたのがいまの自民党政権だ。そりゃそうだよ、多額の献金がまわってくるんだから。今回のように品を変えという場合もあるわけだ。

さて話は変わるが、ボクはいわゆる「ロスジェネ世代」にあたる。「ロストジェネレーション=失われた世代」バブル崩壊後のおよす10年間に社会人になり就職活動をおこなっていた世代(1970年から1982年頃に生まれた人があてはまる)。

ボクが就職活動を行っていた時代は、ちょうどカルロスゴーンがやってきて、母国では法律で規制されているためできないような大量なリストラをこの日本でおこなっていた。軒並みメーカーの採用はゼロ。学校に就職説明にきた担当者からでた言葉は「今回はみなさんとは縁がありませんが」だった。就職氷河期真っ只中。

そういった時代を生きてきて思うのは、「経営能力のない経営者はリストラをする」ということ。仕事は人のためにする。そのひとつひとつが社会をつないでいく。人を大切にできない人間は経営者として失格だ。ひとりひとり違う特色をどう生かすかが経営者の役割。

それは政治の世界でも同じだと思う。

「一億総株主」とか言い出し、本来行うべき政治の「公助」を投げ出し「自助」を押し付ける。人を大切にしない、いまの自民党政治は失格だ。

ボクはこういった連中には「反抗」するよ。ロスジェネの反抗だねw

 

 

 



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