もうすぐますこがうちに来て4年になります。
ますこと黒かあさんに毎日ごはんをくれていたおじいちゃんがお空の人になってしまってからも
毎日、「おじいちゃんの孫」というおねえちゃんがごはんを運んでくれていました。
おじいちゃんがいなくなった家の、近所の人は「猫」が好きじゃなくってますこの母さんや兄弟、仲間が
次々と捕まえられ、遠くへ捨てられてしまいました。
ある日、おねえちゃんがくれるごはんを食べていたら後ろでバタンっとドアが閉まりました。
「!! ますこも捕まった?」
信頼していたおねえちゃんに追い詰められ、カゴに入れられ車で今のおうちにつれてこられました。
最初はかごの中で「フーッ!!」とか「シャーッ!!」とか言ってたけど毎日暖かいおうちの中でごはんをもらっているうちに
ここにいてもいいかな、と思いました。
にゃん生、あきらめが肝心。なるようにしかならへん。
だいじなしっぽは両手でつかんで舐める。
フーもシャーも言わなくなって、表情も豊かになりました。
野良だった頃のますこ。人の顔見たら逃げてたなぁ。