今日、シドニーに住んでいるとよも(姉)から荷物が届いた。
中から出てきたのはニットのクッションカバー。
きれいに編んであるなぁ、と思ったら
私が15年くらい前に父に編んであげたカーディガンをリメイクしたものだった。
私は一応、プロのニッターで指導師範のお免状ももっていたりする。
今の仕事が忙しくなる前にはカルチャーセンターで編み物教室の講師も長年つとめた。
そのカーディガンはその頃編んだもので父が本当によく着ていたものだった。
何年も着るうちに袖が伸びてしまったので縮めたりもしたっけ。
父が亡くなったあと、姉が持ち帰っていたのかなぁ、そして今私の手元に。
箱を開ける前から騒がしかったくちお。
クッションカバーを取り出した途端、くんくんひぐひぐ匂いを嗅ぎまわる。
父の匂いがするのか、とよもの匂いがするのか。
くちおは、どちらも大好きだ。
「くちお、それ誰の匂い?」
んーと、えーっと…
考える、くちお。
じーちゃんっ!
ってことは、これはくちおのか???
くちおのだもっ!!!