編み物をする時間もないくせに、編みたいと思う作品が載った本を買ってしまうのだけれど
その中に載っていた「きのこの帽子」というのを娘に編んであげたくて
私が和歌山に引っ越してきた頃にはまだ賑やかだったけれど、
今はすっかり寂れてしまった市内中心部の商店街に出掛けてみました。
目的の毛糸屋の駐車場を探していたら車道の少し奥にいる黒い子猫が目に入ったので
惹かれるようにすぐ傍の有料駐車場に車を止めた。
子猫がいたのは「住吉神社」という神社の中でした。
鳥居をくぐると、ロシアンブルー色のお母さん猫と、黒い子猫が3匹。
どの子もそんなに痩せていなくて、ちゃんと水のみ用の器も置いてもらっていたから
もしかしたら神社に住むことを許されているのかな?
でも多分、お母さんはまた次の子を妊娠している様子。
チビたちはそろそろ独り立ちの季節ですね。寒くなるのに。
一番奥の子は警戒心が強いのか、この距離のまま。
手前の子は私たちがお母さんに触れるたびに「めぇぇぇ」とヤギみたいな声を出していた。
「おかんに触るな~!」ってか???
偶然見つけた神社だし、特にお願い事もなかったので(お賽銭箱もなかった!!)
はじめましてのご挨拶と、この猫たちが穏やかに暮らせますようにと手を合わせて帰ってきました。
この神社の由来を読んでみたけれど最後の一文が素敵。
人々に(猫も含めてね、と願う)一層の新生を期待してその生命を守り、新しい息吹きを送る神様として有名である。
神様、お願い。この子達の生命をお守りください。
あっ、毛糸屋さんにも寄ったのだけれど欲しい糸が見つからなくて…残念。
同じ猫でもこちらは人の家で生まれ、人と暮らす生活しか知らないぐりこ。
寒さも、暑さも、空腹も知らない。。。お前はいいな。