涸沢を後に穂高をふりかえる。
今日も日が暮れ 家路たどれば
想い出すのは 山と仲間
山の歓び 教えてくれた
あの日のあの山 あの仲間
2006・7・30~8・3 4泊5日の夏山山行のフィナーレとなる。
天候にも恵まれ毎年歩くコースとはいえ格別な想い出の1ページとなった。
今夏は、岳沢ヒュッテが崩壊して使えないため前穂はパス。奥穂から西穂へのコースに変更したが、北穂の朝だけが唯一の雨と霧で午前 . . . 本文を読む
カールを後に涸沢ヒュッテの裏手の登山道を下っていく。
豊富な残雪の中を入れ違いに登ってくる登山者たちと挨拶を交わす。
涸沢さらば 又くる日まで
横尾へ続く 雪の道
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 屏風岩
. . . 本文を読む
名残は尽きず、いつまでもこの地に立っていたい。
しかし、そうもいかないのでこの涸沢の情景を眼に、脳裡に焼き付けていよいよ下山のその時が来た。
山を後に若人は帰る
背(せな)のリュックをふくらませて
岩壁よじ 尾根を渡り来し
幾日の旅今ぞ終えぬ
雲に峰に しばしの別れよ
家路さして心軽く
高らかの歌は
森に谷に こだま呼びつ
. . . 本文を読む