カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

池上彰、『無双ぶり』 誰にも止められない!!

2016-07-11 | 徒然

池上彰さんの『無双ぶり』もう誰にも止められない!!

 三原じゅん子・今井絵理子を一刀両断

池上彰氏の“無双ぶり”今回も炸裂

 さらに言えば、

「池上無双」は選挙前にやるべきだ 

政権におびえる、無難なジャーナリズムこそ問題だ

 <テレビ各局、本気で検討すべきですね! 

  競ってやれば視聴率は上がるし、選挙に行こうという人も増える!

  何より、各党・各立候補者の主張や中身がよく分からない有権者に わかりますもの!>

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 “池上無双”はこの日も健在だった。

 10日に投開票が行われた参院選。各局はエースキャスターが開票速報特番を担当、そんな中、ダントツの存在感を見せたのはやはりテレビ東京系「池上彰の参院選ライブ」でキャスターを務めたジャーナリストの池上彰氏(65)だった。

 当選に浮かれる議員や与野党幹部を鋭い質問できりきり舞いさせるのはもはやお馴染みの光景。この日も初当選した自民党の今井絵理子(32)から出身地である沖縄の基地問題について「12歳から東京で活動してきたので、沖縄の現状は家族や友人からしか聞いてきませんでした」「これからきちんと向き合っていきたい」という、にわかに信じがたい言葉を引き出すなど切れ味は抜群。

 また、自民党内きっての保守派である三原じゅん子(51)に対しては憲法問題と歴史認識に関する質問を浴びせ、古事記や日本書紀に登場する神武天皇が“実在の人物”だとするトンデモ発言を引き出したりと、化けの皮を剥ぎまくったのだった。

     ↑ 無双のほんの一例 ↑

第47回衆議院議員選挙の開票特番で司会を務めた池上彰さんが、

その番組内で、安部総理を始めとする大物政治家に対して、厳しい質問をどんどんぶつけていった。

池上彰さんが司会を務めた選挙特番が高視聴率を獲得

待ってましたの池上無双!今回の切れ味も抜群でした!

真冬の衆議院議員総選挙が行われた12月14日。その開票結果を伝える特別番組を、NHKや民放各局がこぞって放送しました。
その中でひときわ注目を浴びていたのが、テレビ東京系で放送された『池上彰の総選挙ライブ』。
2012年12月に選挙特番として放送されたこの番組は、放送後に再放送とDVD化を求める視聴者の声が殺到。選挙特番としては異例の「第50回ギャラクシー賞」優秀賞まで受賞しています。
この番組の魅力はわかりやすい番組構成・解説、そして政治家への歯に衣着せぬ鋭いツッコミです。
その様子が『池上無双』として話題を呼び、今回もやってくれるはずだとワクワクしながら見ていた方も多かったのではないかと思いますが……さすが池上さん、今回も期待通りの無双っぷりでした!

ラウンド1:池上さんVS安部総理

今回圧勝した自民党党首・安部総理との直接対決でも、容赦無い無双っぷりは健在。
まずは軽いジャブとして、「総理大臣になった以上、一度は解散総選挙をしたいものだとみなさん思っているとよく言われます。おじいさまの岸総理大臣も解散総選挙を成し遂げました。やはり、一度は解散総選挙を自分の手で、という思いをお持ちだったのでしょうか?」と、解散の理由は安倍首相の『おじいちゃんコンプレックス』だったのでは?という質問を投げかけます。
また、必要な議席数を上回って勝利した安部総理に対し、投票率が過去最低(14日午後8時現在52.32%)だったことを挙げて、「低い投票率の中での勝利、自慢できないのでは?」と牽制しました。
更に池上さんは「悲願である憲法改正を成し遂げたいということですね?」「憲法改正に向けて一歩一歩進めていくということですね」と切り込み、安倍総理が「そういうことです」と認めると、「野望を全く隠そうとしなかった」と話を括ります。

安部総理の反応が変わったのは、「集団的自衛権のことはあまり触れなかったのではないか」と問われた時のこと。「そんなことありませんよ!」と声色が変わり、「街頭演説時間限られていますし、テレビ討論では何回も申し上げている」と早口で反論したのです。
続けて、「選挙というのは公約をお配りして理解して頂いて投票して頂く。それが基本的な姿勢。お示しした政策にご理解を頂いた。集団的自衛権については夏に解釈変更をしていますから、それを加味した上での選挙でした。テレビの討論会においては何回も申し上げています」と述べて、「何回も」のところで声のトーンを上げていました。

この番組で「憲法改正に向けて進んでいく」ことを認めた安部総理……集団的自衛権にはまだまだ反対の声が根強いと思いますが、それらの意見を今後どうやってまとめていくのか、私達も目を離さずに見守る必要がありますね。
というか、国民でもまだ分からない人が多い問題だと思うので、公約やテレビの討論会以外の場所でも丁寧に説明してほしいものです。

 

ラウンド2:池上さんVS大物政治家

勿論、厳しいのは安部総理に対してだけではありません。
次世代の党・平沼赳夫党首には「この選挙で引退すると言っている石原さんを比例に入れるのは有権者に失礼なんじゃないですか?」とツッコみを入れ、平沼氏が「それは男の美学」と言うと、すかさず「なるほど、政策とはまったく違うところで出てきているんですね」と話を終えました。

加えて民主党・福山哲郎政調会長が敗因に突然の選挙だったことを挙げた際、「急な選挙と言いますけど、野党は政権を取り戻す準備をしておくべきでは?」と一蹴。
ポスト安倍として注目される小泉進次郎氏にも、川内原発の再稼働や憲法改正について尋ね「自民党の方針に従っていくということですね。自身の考えが見えてこないんですけど」と鋭く詰め寄りました。

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ラウンド3:池上さん(+テレビ東京の女子アナ)VS平沢勝栄氏(+秘書)

生中継じゃないのに色々リアルだったのが、自民党・平沢勝栄氏の選挙区を訪問したVTRでした。
平沢氏の政治資金収支報告書を本人の目の前でチェックし、460万円のレンタカー代に「買ったほうが安いのでは?」と言及。同行した女子アナが149万円の会場借り上げ費を発見すると秘書があわてて登場したり、平沢氏も「(コンパニオン代は)料理を運んでくれる人なんです」とオタオタする場面もありました。生中継ではないのでカットされてもおかしくない場面ですが、しっかり放送したテレビ東京は流石だと思います。

ラウンド4:池上さんVS公明党

国土交通省大臣である公明党・太田昭宏氏には、旅行代理店大手のJTBが公明党支持を要請する文書をグループ会社に流していたという報道を取り上げ、『JTBが国土交通省の管轄』であることを指摘し、「いかがなものですか?」と詰め寄ります。

また、公明党本部にも訪問して「公明党の職員はみなさん創価学会?」と質問したり、山口那津男代表との中継でも『大衆とともに 公明党50周年の歩み』(公明出版サービス)という書籍を広げ、冒頭に池田大作(創価学会名誉会長)が登場することを指摘して「(この本を読むと)公明党って池田大作さんの党なんだって思うんですが、どうなんですか?」と追及していました。

このやり取りがインターネット上では「タブーへの挑戦」と言われましたが、池上さんに言わせれば、政治に詳しい人は創価学会が公明党の選挙運動をしてきたことは知っているので、わざわざ紹介してこなかったというのです。
しかし、池上さんがこの番組で実践したのは『基礎の基礎から政治を解説する』ということなので、見ている私達に分かるように、あんな質問をしたのでしょう。

この評価を池上さんはどう思ってるの?

白熱したネット上の人気に対して、池上さんは平静です。
著書『聞かないマスコミ 答えない政治家』(ホーム社)の中で、『党首や候補者への私のインタビューは、ジャーナリストとして当然のことをしたまでで、これに関する高い評価は面映ゆいものがあります』と打ち明けています。
逆に言えば、これまでそういう番組がなかったので、私達の目に新鮮に映るのでしょう。

人気が高い番組なので、今後も国政選挙の度に放送されることを期待しつつ……政治家の皆さんは、いつ、池上さんが事務所を訪れてもいいように、見られて困るものはしっかり片付けておくことをオススメします。

池上無双」選挙前にやるべきだ 政権におびえる、無難なジャーナリズムこそ問題だ

池上彰は選挙の前に池上無双を(写真:MANTAN/アフロ)

 

2016年7月10日(日)という日が終わろうとしている。参議院選の投票日であり、開票作業が進んでいる。予想通り、与党の圧勝が伝えられている。選挙前の消費税増税延期宣言、経済政策、改憲をめぐる攻防、野党統一候補の擁立、18歳選挙権のスタートなど、今回も話題が豊富だった。

例によって、「若者よ、選挙に行け」的な煽りもあり。意識が高くない私だが、教員の端くれとして国民としての義務を果たし、権利を行使せよという意味では、「選挙に行け」というのだが、期待を超える虚しさというか、現実の冷徹さを若者達が味わうのではないかと思い。ただ、これも世の中の現実であり、勉強だ。

やはり、例によって「これだけ◯◯さんの集会には人が集まっているのに、当選しないのはおかしい」とか「私のTLではアンチ◯◯党だらけなのに、当選しちゃうのはおかしい」などの声があったりするが、それは統計的観測の誤りだ。目の前のことの思い込みにすぎない。「野党は政策が弱すぎだから、与党が一人勝ちする」みたいな声もあるが、政策に強くなったところで、支持母体などの関係もあるわけで。公約も選挙後に覆されることもあるわけで。

それも含めて、選挙は選挙だ。

政治も選挙も素人であり、領空侵犯であることは承知の上で、一市民、有権者として意見を言わせて頂く。仕事もあるのだが、いても立ってもいられず、キーボードを叩いた次第だ。

腐敗しきった、去勢されたかのような日本のジャーナリズムに、私はこの檄を叩きつける。

これまた「選挙あるある」なのだが、例によってTLを見ているとテレ東の池上彰の選挙番組が礼賛されている。全部ではないが、私も見ていた。見ていない時間も、BGM的に音は聞いていた。

あくまで見た範囲の、一市民、視聴者としての感想であるが、たしかに、この番組が支持される理由はよく分かる。他の選挙番組と比べてもライブ感があるし、パーソナリティーの池上彰は各政党の代表や幹事長、当選者に斬り込んでいく展開はスリリングだ。各政党の支持母体の紹介も、面白い。実際、改憲の件を自民党の谷垣幹事長に斬り込むなどは、池上彰ならでは、テレ東ならではだろう。ネット党首討論のように、司会が唐突に小沢一郎に「再婚は・・・」などと質問をすることもない。さすがのクオリティ。天晴!

とはいえ、そのマンネリ感、限界に私は気づいてしまった。

支持団体に斬り込むのは今に始まったわけではない。そして、選挙番組を見るような市民は各政党の支持母体には気づいている。いや、相当知っているはずだ。地上波の生番組でやっていることは評価する。池上彰の話も面白い。ただ、そこに悪い意味でのプロレス的な臭いを感じてしまうのは私だけではないだろう。

致命的な点は、「池上無双」は選挙後だということである。いや、選挙速報番組なのだから当然ではあるが。政党や政治家にこのレベルで斬り込むことを、なぜ池上彰は、テレ東は、選挙前にやらないのか。番組でも「これ、選挙前にやってほしかった」というTwitterのコメントが取り上げられていた。

ここに、一種の質の悪いプロレス感、真空パックされたカラムーチョ感のような、所詮、無害なカタルシスにすぎない印象を受けてしまう。いや、少しだけ訂正すると、一番すごいのはプロレスだし、私はカラムーチョと湖池屋が大好きだ。とはいえ、何というか、5カウント以内の反則をやっているような、気絶死しないレベルの辛さを提供しているような、そんな空気を感じてしまったのだ。

この番組が礼賛されてしまうこと自体、日本のジャーナリズムの退廃、劣化を物語っているだろう。池上彰氏や、週刊文春が台風の目になってしまっていること自体、やはりジャーナリズムの劣化なのだろう。

もちろん、テレビの限界もある。このあたりをネットメディアに期待したいところだが、今のところ、どれも無難なものに見えてしまう。というか、読む機会もないし。

もちろん、選挙前にやると選挙違反だ、妨害だという話にもなるだろう。しかし、正攻法で突破するか、やりくりするのが企業努力ではないか。なんでも政権による圧力だと騒ぐが、その前に、自主規制によりメディアが無難になっていること自体が問題だ。

池上彰もテレ東も選挙関連の企画は、選挙前にやっているにはいる。ただ、番組をやったからいいという問題ではない。「池上無双」と言われるような大暴れは選挙前にこそするべきだし、政党、政治家はそれに立ち向かって、自分たちの論を主張し、政策を説明するべきではないか。当選したあとで、政党や当選者に斬り込んでもらっても、投票した国民にはがっかり感しか残らない。庶民の味方を装っているようで、ずるい。

次回の選挙では、「池上無双」と呼ばれる大暴れは選挙前にやって頂きたい。

選挙後の番組なみの大暴れを選挙前にやってほしい

政治も選挙もメディアも専門家ではないが、今回は一市民視点で領海侵犯、領空侵犯のようなことをし意見を言わせて頂いた。いや、この番組の限界を感じている人の気持ちを代弁したまでだ。

そのうち、書き手視点で、無難じゃないものを私も目指すことにしよう。

自由で民主的な世の中をいまだに待望する42歳の夜。

追記(7月11日0時35分)

池上彰とテレ東は事前に番組をやっていたという反論を多数頂いたが、文意をくんで欲しい。問題は「番組」をやったかどうかではなく、「池上無双」と呼ばれるほどに、政党関係者や候補者に鋭く、深く斬りこんだか どうかである。
選挙前にこそ、「そこまでやるか」というインパクトのある番組をやって欲しい。

 

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