クマゼミの羽化
夕方、地面で仰向けになって足をばたつかせているクマゼミの終令幼虫を見つけた。
壁を登攀中に滑落し、自力での起き上がり不能。
このままでは、羽化できない。 レスキュー活動開始。小窓の網戸に止まらせてやった。
午後8:00 様子を観察してみるともう羽化が始まっていた。
命の輝き、今ここに! 慌てて撮影開始。
静かだが、力強く成虫へと変身を遂げていく。
1時間ほどで、完全に終令幼虫から抜け出て、羽も伸びてきた。
この直前は、羽が白いのだが撮影間に合わず。
次第に透明なセミらしい羽へと伸びていく。
しばらくは、終令幼虫の抜け殻にくっつたまま離れようとしない。
やがて少しポジション移動。
翌朝、4:30。 終令幼虫の抜け殻だけ。
上部に 背中も黒光りする立派な成虫に変身したクマゼミの姿があった。
メスである。 残念ながら、大音響の鳴き声(腹胸部の振動増幅音)は聞けなかった。
そっと網戸から離し、林に向けて放つ。
力強く、短い生命を精一杯 完全燃焼させ 短い夏を謳歌せよ。
そして、その命を 次の代へ繋げ。
7月14日 夜 またクマゼミの羽化に遭遇。 今回は、屋外の自然状態の中で。
明朝は、セミの大合唱で目が覚めることだろう♪ ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
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