北穂~涸沢岳~奥穂~ジャンダルム縦走
<ダイジェスト版>
登りつめたよ 北穂の峰に 望むパノラマ 果てなき思い
槍への尾根と 切り立つ岩に 山の男の胸躍る♪
最も愛する穂高の3,000m峰4座を縦走した。
太陽が 燦々と輝く山であった。 登らせてくれた山に 今日も感謝。
当初、24日槍からのスタートを予定していたが、、雨予報のため断念した事と
最終日27日は、台風崩れの低気圧に伴う寒冷前線通過。 稜線は強風・雷雨・気温低下・
視界不良の悪条件となるため、前穂への縦走はカットして涸沢へ下山した。その2点を除けば、
TOP写真に代表されるような好天に恵まれ、存分に雄大な山岳展望を楽しむことができた夏山アルプス
第1弾の山行であった。
時系列の詳細本編は、後日のUPとし ダイジェスト版で さわりの部分だけ先行UPすることにする。
3,000m峰の岩稜をたどる穂高連峰のダイナミックな縦走である。
まず最初は、北穂高岳<3,106m>からの代表的な山岳風景。
大キレット越しの槍ヶ岳である。
第1日目の日没前の夕景。
日没後の弱光の中、大キレットをうごめく生物のように超えていく雲。
2日目の早朝、モルゲンロートに染まる♪
日の出から1時間以上経過し、力強い夏の陽光に輝く大キレット越しの槍ヶ岳
北穂山頂からの360度の大展望を満喫したら、松濤岩を巻いて北穂南峰から滝谷と槍ヶ岳を
眺めながら、奥壁バンドの難所を経て、涸沢岳へ縦走していく。
奥壁バンドの縦走路 (クサリ~ペイント○~↑ )
滝谷側の槍~大キレットの展望
岩稜の縦走路である。涸沢のコル、涸沢槍、左奥の涸沢岳を望む。
涸沢槍の側壁へつりのトラバースは、高度感が有りスリリングである。
大抵の人は、通過するのに精一杯の様子である。
カモシカは、まだ余裕の写真撮影。涸沢槍側壁からのこの眺めは、貴重である。
槍~大キレット~北穂のこの角度からの山岳展望は、このコースを歩き、足場の悪い高度感のある
岩稜の際に立って、初めて眺められるのだから。
涸沢槍の岩場、クサリの急登をこなすと涸沢岳への稜線に飛び出す。
以下、涸沢岳<3,110m>からの展望。
左奥に槍ヶ岳。大キレットを挟んで北穂高岳の眺め。
進行方向には、奥穂高岳とロバの耳、ジャンダルムの雄姿。
手前は、白出のコルに建つ穂高岳山荘の赤い屋根。
写真では切れているが、左に涸沢カールと前穂。右に、白山、笠ヶ岳。
奥穂高岳<3,190m>のピークに立つ。
何度も縦走したことがあるジャンダルムへの道。
スリリングな心地よい緊張感が、山の男のロマンを掻き立てる♪
最初の難所「ウマノセ」。奥穂からは右上のTOP地点から両サイド800mスパッと
切れ落ちたナイフリッジの急降下だ。
一つでもミスをすれば 悲惨な結果となる難度の高い縦走路。
ロバの耳とジャンダルムを望む。
最低コルからロバの耳をほぼ垂直に登攀し、途中から絶壁をトラバースする。
写真中央の登山者からコースを想像してくださいね。
山が生き甲斐 落ちれば死骸 鉄砲登りの 息づかい
怖い鎖場 のけぞりながら 汗は途絶えて 塩をふく
ガレよ岩場よ ジグザグ道よ 迫る岩塊 ジャンダルム
今年もまたジャンダルム<3,163m>のピークに立つことができた。
奥穂~前穂を望む。
槍、北穂、涸沢岳を望む。後方は、笠ヶ岳~裏銀座の名峰数々。
以下、ポイントの写真。
北穂南陵から望む前穂北尾根と涸沢カール。
登ろ登ろよ 北穂の山へネ チョイセ 横尾谷からネ チョイトサ 涸沢伝い
雪渓渡って ガレ場を越せば 前穂眺める 花の道・・・・・・・♪
1日見ていても見飽きることのない涸沢カールの絶景!
上高地にて 穂高と梓川の眺め。
最終日、涸沢から横尾までは土砂降りであったが、徳沢で大休止をしている間に一気に快晴に。
上高地から穂高の峰々を仰ぎ、山行の余韻に浸る。
いつものように 手を振って しばしの別れだ。
穂高よ さらば また来る日まで♪
このコースの山岳展望は最高ですね。
今回も十分堪能できましたね。