2007・2・11 昼の部:金冠山・達磨山への陽だまり山行
この日は夜の部;「小朝・正蔵二人会」もありフル活動
夜明けの達磨山レストハウス展望台からのパノラマである。
ここから撮影された写真は昭和14年開催のニューヨーク万博において、日本を代表する富士山を世界に紹介するために出品されている。その大きさは、高さ2・7m 巾32・7mという大パノラマ写真で、世界中から大称賛を得たという。
ここから見る富士の眺めは、伊豆三絶のひとつに数えられ、画家・横山大観が描いた富士山が世界的に有名である。
本日の山行、金冠山や達磨山からもほぼここからと同じ展望が得られる。
沼津アルプスの盟主、鷲頭山と大平山そして手前に淡島をアップで。後方は箱根連山で目立つ頂は神山と駒ケ岳である。
修善寺からクルマで30分のレストハウスがコース入り口だ。灌木の中を少し登ると芝生広場だ。
ここからは、絨毯のような快適な尾根道である。灌木越しに富士山、愛鷹山、南アの一部と内浦湾が望める。マメザクラやマツムシソウの頃ものんびり歩きたいところである。ここもカモシカの庭みたいな場所で年に何回となく訪れるところである。
大きな石がごろごろ目立つ辺りから下りとなり、正面にパラボラアンテナの建つ金冠山が見えてくる。
細い舗装道にぶつかるが、直登で往復しても10分くらいだ。
山頂直下の登り、青空に吸い込まれそうで気持ちいい。
金冠山山頂・・・戸田方面を望む。
上3枚、金冠山山頂からのぐるりの展望である。
千晴と富士山
千晴と南アルプス
千晴と沼津アルプスand箱根連山
右から、悪沢岳、(荒川三山) 赤石岳、聖岳、上河内岳。雲が少し邪魔をする。
正面には富士山その手前が愛鷹連峰、左奥が毛無山、足下から延びるクマザサの中の小道は、真城山へと続く。
上大写真=東に内浦湾、
左小=南にこれから目指す達磨山 右小=西に戸田の湾を見下ろす
舗装道まで戻り、左に戸田峠を目指す。山稜線歩道の案内板がある。
西伊豆スカイラインに沿って尾根道を行く。アセビ、イヌツゲ、クマザサの登り。
上写真2枚は、小達磨山への急登である。
小達磨山頂手前の斜面から金冠山・富士山を望む。
小達磨の山頂は樹林の中で全く展望はない。ここを過ぎるとクマザサの下り。
スカイラインに出て、更にクマザサの中を登る。
スカイライン付近から達磨山を見上げる。
天に向かって登っていくような錯覚を覚える実に気持ちのよい尾根道である。
右下には戸田の港や街並みが箱庭のように見える。振り返って、遠くに目を転ずれば、南アルプスがずらりと霊峰富士の好展望である。
ひと登りで山頂に着く。
以下、達磨山山頂にて。
更に南へ尾根道は続く。船原峠~西天城高原へ。更に進めば天城の主稜線までどこまでも。<船原峠辺りまで歩きたいが、夜の部があるので達磨山で引き返す>
一等三角点のある達磨山からは、富士山、南アルプス、駿河湾、天城連山、箱根連山、遠くに丹沢など組まなく見渡せる360度の展望地である。
金冠山と一緒にここもカモシカ・マイ100名山の1つである。
山頂にはラジコンでグライダーを飛ばすおじ様方の笑顔が弾けていた。岳人は皆、山頂でいい顔をしているが、グライダーに熱狂しているおじ様方もこれまたいい笑顔である。
大人に(シニアに)なってもいつまでも少年の心を持ち続けることは貴重である。
午後になると富士山に雲がかかってきた。また天気のいい日に来よう。
所感:ここも何十回と登った。360度ぐるりの展望の山である。展望だけなら、冬場がベストである(ただし、晴天でも西風の強さは半端ではない。)もちろん春や秋の穏やかな陽気の日もいい。昼寝にも極上の桟敷である。地元の小学生の遠足コースでもあるが、本当は大人の極上のハイキングコースなのである。
コースタイム
達磨山レストハウス~40分~金冠山~15分~戸田峠~50分達磨山
<区間を歩くだけなら上記タイムでOKだ>
☆展望を楽しむのなら十分すぎるくらい時間を設けてのんびりしないともったいな い。(完)
大変だったでしょう。
まったくそのとおりです。かなり時間がかかります。
翌日にでもUPしたいのですが、こんな調子なので1週間遅れです。
でも、カオルさんのお力を借りて出来るようになったので、確かに大変なのですが頑張ろうと思います。
これから春→夏に連れて山行が連続になってくるのでためないために縮小しないと回らなくなるなとも考えています。
まだ12日分も残っているのに、今夜寒いところから帰ったところなので、こっちも先にやらなくては・・・。こういうところに無理が来るのでやり方を何とか改善しようとは思いつつ、いい考えが浮かばずです。