魔の雪山「谷川岳」 ダイジェスト版
<今季雪山 第9弾>
谷川岳<トマの耳 1963m>にて
バックは、<オキの耳 1977m>と左に一ノ倉岳。遠く、巻機山方面。
谷川岳は群馬・新潟の県境にある三国山脈の豪雪地帯の山である。
周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。
急峻な岩壁と複雑な地形&中央分水嶺のため気象変化が極めて激しく
遭難者の数は、名立たるアルプスの山々を抜いてトップである。
通称=魔の山。厳しさの中にある美しさに魅せられた登山者たちが、雪の谷川岳を目指す。
2,000mに満たない山頂の標高なのに 3,000m級のアルプスに匹敵する迫力ある山だ。
稜線美と山頂や雪稜から眺める雪の山岳展望は、圧巻である。
もしも、谷川岳が3,000mの標高を誇っていたら、厳冬期の登山は槍穂を超える困難度となるであろう。
トマの耳から、オキの耳とそれに連なる雪稜を望む。
左に、茂倉岳~一ノ倉岳。
トマの耳から、俎嵒(マナイタグラ)~オジカ沢ノ頭を中心に肩の小屋方面の美しい稜線を望む。
トマの耳から、万太郎山~仙ノ倉山・平標山。遠く、苗場山etc.方面の山岳風景。
トマの耳にて。オキの耳~清水峠~朝日岳方面。
トマの耳から下り、次なる谷川岳の本ピーク「オキの耳」に向かって、雪稜を進む。
オキの耳に迫っていく。
トマの耳を振り返り見る。
オキの耳の山頂柱に立つ登山者あり。 山頂付近に、恐ろしい雪庇!
谷川岳山頂<オキの耳 1977m>に立つカモシカ。
以下、オキの耳からの展望。
谷川連峰主脈稜線。
トマの耳からの展望と同じ方面を撮影。現場に立つと、オキの耳からの方が迫力を感じた。↑ ↓
青空と、雪化粧した山のコントラストは、何度見ても飽きることのない、美しい冬山の景色だ。
茂倉岳~一ノ倉岳へ続く雪稜。手前に、奥の院。
朝日岳・笠ヶ岳・白毛門方面と遠く、尾瀬方面の山々(真ん中が至仏山)~上州武尊山。
先程まで展望を楽しんでいたトマの耳を望む。
トマの耳にズームイン。
オキの耳を後に、もう少し稜線を進み谷川岳の信仰エリア「奥の院」まで遠征する。
いきなチロルよ ザイルを肩に 行くぞ谷川 ちょいと一ノ倉
仰ぐ岩壁 朝日に映えて 今日はコップか 滝沢か ・・・・♪
奥の院にて。間近に、茂倉岳~一ノ倉岳を望む。
千晴の右の白い部分は、雪庇!この下は、奈落の底だ。絶対に踏み込んではならない部分。
岩が出ているのは一ノ倉岳の岩壁。
その右へ、所謂、谷川岳馬蹄型の稜線が朝日岳、白毛門方面まで一望だ。
遠く、大源太山や巻機山方面の稜線。越後駒ケ岳方面も見えている。
展望の雪稜をたどり トマの耳に再登頂し、「魔の山 谷川岳」の雪山山行を完遂した。
トマの耳への登り。 登攀の登山者が一人。
オキの耳~トマの耳間の雪稜にて。
行こうか戻ろか 南陵テラス 戻りゃ俺<おい>らの 心がすたる
行けばあの娘<こ>が 涙を流す 山の男は つらいもの ・・・・♪
谷川岳を代表する山岳展望。 この眺めは、カモシカのお気に入りだ♪
幸いにも吹雪かれることなく、快晴の登山日和に恵まれて、
魔の雪山<谷川岳>の魅力を存分に堪能した雪山山行となった。
さらば上越 湯檜曽の流れ さらば土合よ 谷川岳よ
またの来る日を 心に誓い たどる列車の 窓の夢 ・・・・・♪ <谷川小唄より>
さらば、谷川岳。 また来る時にも 笑っておくれ。
今日も 登らせてくれた山に感謝。
魔の雪山「谷川岳」本編① に続く。
山々の解説、ありがとうございました!
少し霞んでいたけど心洗われる眺めでした。
またブログ覗きにきます。