魔の雪山「谷川岳」 ①
みなかみIC付近から眺めた谷川岳
穏やかな快晴の朝。 幸先のよい眺めである♪
周囲の山が春色なのに、谷川連峰だけは真っ白な雪をまとい輝いていた。
谷川岳RWフニテルで一気に天神平<1319m>に向かう。
スタート地点からの白毛門方面の眺め。 快晴、静穏である。
既に随分雪は融けたとのことだったが、この場所でまだまだ380cmの積雪であった。
遠く谷川岳を望みながら、先ずは、天神尾根を目指して登る。
天神尾根に登り着く。 正面に、昨年6月以来に眺める谷川岳の雄姿。
ぐるりの爽快な山岳展望が開ける。代表して、朝日岳・笠ヶ岳・白毛門方面の展望。
高倉山と天神平を見下ろす。
谷川岳を目指して いざ、登れ!
正面に谷川岳の眺め
進行方向右に、朝日岳・笠ヶ岳・白毛門を望みながら稜線を行く。
以下、登山道の様子。
爽快な雪稜歩き♪
熊穴沢避難小屋。 完全に雪に埋もれていた。 赤錆たアンテナ状の突起だけが目印に出ている。
これは、空気坑の先端部。この下に避難小屋が埋もれているなんて、その存在を知らない人には
全くわからないでしょう。
熊穴沢避難小屋から谷川岳へ続くルートを望む。
青空に吸い込まれるように雪稜を登っていく。
ぐんぐん標高を稼いでいく。
中央の黒い塊が、「天狗に溜まり場」。 右に、ザンゲ岩も見えている。
森林限界を越え、雪の斜面を登っていく。
肩の小屋への急な登り。 右に、ザンゲ岩が見えている。
真っ白な雪稜を見上げる。 まだ序の口である。
青と白のコントラストが美しい雪山の醍醐味!
後方を見下ろすように振り返る。
進行方向左手に 爼ぐらや
オジカ沢ノ頭を見ながら登る。
気配を感じて振り返る。団体さんか? だとしたら、嫌だな。
しかし、パワフルな登りで、スピードがめっぽう早い?<この正体は、トマの耳でわかる!>
「西黒尾根・肩の小屋」分岐が 見えてきた。 肩の小屋はすぐそこだ。
分岐から左へ折れると直ぐに雪の稜線をバックに肩の小屋が見えてくる。
ようやくお気に入りの展望が開けたポイントに出る!
小屋の後方は、爼ぐら~オジカ沢の頭~万太郎山などの稜線。
さらに後ろのラインは、苗場山を中心とする山なみ。
俎嵒にズームイン なかなかの迫力だ。
↓
肩の小屋と俎嵒~オジカ沢の頭を後方に見て、トマの耳を目指してさらに稜線を登る。
写真を撮っていたら、先程の超速い登りの団体に抜かれた。
(なんちゃってツアーの団体ではないようだ。雪山ウエアは人相が確認しづらいが、若い!)
俎嵒~オジカ沢の頭~万太郎山etc.
美しい稜線を左に見下ろして、トマの耳に登っていく。
谷川岳はまだまだ雪山ですね。
危険と隣り合わせの「魔の山」は限られた人しか踏み込めない魅力がありますね。