涸沢の紅葉 R1年=色づき悪し
2019・10・5~7 例年より見頃時期の情報が遅れていた涸沢だが、ようやく見頃を迎えたとのことで出発!
5日の土曜日の涸沢カールは超激混みピーク。(カモシカは日曜日にin。)
ところがどっこい、紅葉ピークの情報はガスネタ? ま、初めて涸沢を訪れた人は綺麗~~と感激一入だが、
2008年の100点満点の「燃える紅葉!涸沢」を体験していると イマイチの紅葉であった。
天気が曇り時々晴れ間という条件を差し引いても採点30点。 最大の要因は、色づきが悪いこと。
特に、ナナカマドがくすんだ赤やくすんだ朱色系の色づき。
カール内に於いてもまだ葉が緑というナナカマドもあった。
一般的には冷え込みが弱い、温暖化の影響と言われるが、どうも変だ?
今年は降雪もなく、霜にも当たってないにも関わらず既に茶枯れた葉っぱの木も見かけた。
自然のこと故、毎年素晴らしい山岳紅葉が見られるとは限らないが、
北アルプス:涸沢の紅葉に異変が起こっていると感じているのは私だけだろうか?
参照比較:2008年 「燃える紅葉 輝く涸沢カール!」 拙ブログ記事<参照>
今回の涸沢紅葉山行は、初日は快晴のスタート♪
河童橋からも秋色の染まった穂高連峰を望むことができた♪
しかし、メインの涸沢カールでは曇ベースの天候であった。
しかも、主役のナナカマドの燃える紅葉が見られなかった。
下界ではまだ日中30度を記録する夏を引きずっているが、
爽やかな空気に包まれて 静かに初秋の山歩きができたこと自体は楽しかったのであるが、
期待していた燃える紅葉を鑑賞するという観点からは、少々残念な色づきの悪さであった。
この時期の穂高山行や涸沢紅葉山行の詳細記事は、拙ブログに過去何回も登場しているので、
今回は撮影した写真中心に ざっと編集してみました。 ご覧ください。
先ずは、大正池からの穂高連峰。
上高地BT付近の梓川沿いからの秋色に染まった穂高。
河童橋
以下、河童橋からの定番の眺め♪
今回、徳沢までの行程を共に歩いたさわやかなお二人
山初心者のK&Mコンビ。 近々ご一緒に山に登るかもしれないね。
横尾にて
前穂を望む
北穂のモルゲンロート<ちょい過ぎ>
屏風岩
横尾谷の紅葉
Sガレ急登が落ち着き、涸沢カールが近づいてくる。穂高が望めるようになる。
登山道が彩を見せ始めるとそれなりに綺麗だし、気持ちも高揚してくるが、
例年の真っ赤な燃えるようなナナカマド赤、ダケカンバの際立った黄色ではなく 色が出てない
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐付近まで進んでも なんだかなぁ~~の色合いである。
北穂方面は、例年なら錦繍のゴージャスな彩を見せているのだが・・・・。
パノラマコース入口です。
涸沢カール到着! 曇りベースの天気で 偶に日が差す程度。 紅葉、渋いぞ。。。。
手前、ナナカマドで本来なら真っ赤に燃える紅葉となる部分だ。 色、ついてないよ~~
日が差して、稜線の雲が取れた瞬間にシャッターを切る!
涸沢カール内を何枚化撮影してみたのでその様子をご覧下さい。
カール内のナナカマドA
カール内のナナカマドB
これじゃ、燃えないわなぁ~~~。
くすんだ赤か 薄いオレンジ色では 期待していた感動的な山岳展望を形成しないわけだ。
チングルマの草紅葉とコケモモ
前穂北尾根
北穂南陵
涸沢、さらば また来る日まで。
パノラマコースを屏風のコル・屏風の耳経由で徳沢、上高地へと下ります。
パノラマコースに入ったら、多少日差しが届く時間帯が長くなり、ちらりと青空が望める時間もありました
屏風方面を望む
遠くに大天井岳方面の眺め、下方=横尾へ続く道。
パノラマコースの険路。
涸沢岳~北穂
北穂山頂にズームイン! 松涛岩が見える!
南岳~槍ヶ岳
槍ヶ岳にズームイン!
パノラマコース険路が終わると屏風の尾根に飛び出す。
正面左が、屏風の耳。 コルまでは爽快な歩きができる。 展望も紅葉も楽しめた
ようやくナナカマド本来の紅葉が出てきた! これこれ! この彩ですよ!
南岳から続く大キレットの急降下部分にズームイン!
途中端折り。
徳沢にて
キノコ
明神にて
河童橋にて
天気予報では明日から下り坂{雨}予報が出ているが、穂高稜線は早くも雲隠れである。
大正池からの穂高連峰の眺め。初日の改正の眺めとは雲泥の差である。
やはり山は、晴れに限る。
思い出を胸に 山や自然の風景を目に焼き付けて
穂高よ さらば また来る日まで♪
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