厳冬期 西穂高岳登頂 1日目ーB
独標へ偵察&冬毛のライチョウ♪
西穂山荘の受付を済ませ、装備を整え直して外に出てみると 真っ白!
遠方の視界なし。 午前中の快晴がウソのよう。
事前に把握している天気図から大きな天候の崩れはないと判断し、展望は明日に期待して、
取り敢えず独標まで偵察を兼ねて登っておくことにする。
丸山の手前で、真横からの強風と雪の礫を受ける。登り始めで、即 ホワイトアウトに近い視界不良。
でもね、いました。 雷鳥です!
真っ白な冬毛に覆われたライチョウとの遭遇がありました♪
ぼぉ~っとしている方には見つからないでしょう。
あなたは、写真中央の岩陰にうずくまっているライチョウ、わかりますか?
この方と二人っきりで そ~おっとライチョウ撮影フィーバー!
真っ白な雪の中に居るライチョウの方が、雪山らしいですが、
ブログ用にと写真を見ると双方真っ白でよくわかりません。
そこで、敢えて、ハイマツの近くに出てきた写真を。 ツガイです。
少し高い岩で、このポーズのライチョウに注目した。 ある予感がしたので!
スクープ写真です! 羽ばたくライチョウ!
ライチョウが厳冬の雪山の岩陰に 三羽
2羽など うずくまる様子も いとをかし <枕草子ふうに>
スクープ写真 part2 オスのライチョウの羽ばたき!
一時期、天候が悪い時間帯で大変でしたが、その分、活動的なライチョウの姿を観察できました♪
ホワイトアウトの稜線を進む。丸山、独標、ピラミッドピーク、全く何も見えません。
すぐ前を行く登山者の後ろ姿が視界に入るのみ。
丸山までは尾根が広いので、視界不良による道迷いには要注意だ。
丸山から下ってきた人を発見。
丸山手前にて
真っ白で何も見えない丸山山頂。
(2日目の快晴の写真と比較するとよい)
さらに、独標をめざして進む。 ↑ ↓
翌日も同じルートを経由して西穂山頂へ登頂したわけだが、
その時の快晴の画像と比較してみるのも興味深いと思う。(山の印象が全然違う)
雪庇越しに 下を眺めてみるが、真っ白だよ~~!
独標に近づく。 少し青空が見えてきた♪
振り返ってみる。 少し周囲が 明るくなってきた♪
ヤッターー! 独標が見えた!
こうなると足取りも軽くなるというもの♪
快晴男、カモシカ 雪雲を吹き飛ばす 笑
西穂高岳「独標」へ登頂!
ピラミッドピークをバックに
まだ笠ヶ岳は見えてないが、ぐんぐん青空が広がる!
独標に登頂したタイミングで 山の神様が微笑んでくれた♪
陽射しも出て、風も収まる。 明神岳をバックに。
ピラミッドピークと西穂高岳
独標からの定番の眺めである。
笠ヶ岳~抜戸岳方面
千晴とピラミッドピーク、西穂
千晴と前穂~明神岳
雲の上に乗鞍岳も見えてきた♪
足下の雲も取れ、六百山~霞沢岳も見え始めた。
独標直下を登ってくる登山者と丸山への稜線。
吊り尾根から前穂
ピラミッドピークへ向かう登山者。
独標から雪と岩のミックスの岩稜を急降下していく。
明日は、ここを通過して西穂山頂へ登頂するのだ。 自分の姿をイメージしながら見つめる。
ピラミッドピークに向かって登って行く ↑ ↓
しばらく眺めていると こちらへ下ってくるパーティを発見。
明日の自分の姿を重ねてイメージする。
独標からピラミッドピーク、西穂への縦走路。
<夏場は、奥穂~ジャンダルム~西穂へと何度も縦走している馴染みのコースだ>
同じアングルで恐縮ですが、明日もまた見られる保証はないので 再度シャッターを押す。
<おそらく登山日和の晴れだろうけど。念の為に>
ズームで見るとピラミッドピークに数人の登山者の姿があった。
独標で出会った愉快な仲間たち。写真を撮って撮られて♪
千晴を見て山ガール曰く、「私も縫いぐるみ持ってるの!楽しいですよね♪」
Q「マスコットの名前は?」 A「名前はただのクマさん♪ 笑」
「ご一緒に記念撮影しましょう!」ということで、前穂をバックに。
クマさんと千晴♪
雪よ岩よ われらが宿り 俺たちゃ 町には住めないからに・・・・♪
吹雪の日には 本当に辛い ピッケルにぎる手がこごえるよ・・・・♪
雪の間に間に きらきら光る 明日は 登ろよ あの頂きに・・・・♪
明日が、もっといい天気になりますように・・・・・・。
おかげさまで、2日目は、終日に渡り 大ピーカンの登山日和となりました!
西穂高岳山頂はもちろん、この独標からもさらに素晴らしい展望をGetできました。
この続きは、2日目の山行記録をお楽しみに・・・・・♪
「厳冬期 西穂高岳登頂 2日目ーA」に続く
真っ白なライチョウ、雪山ならではですね。しかも羽ばたく姿もしっかり撮れています。天気が悪い時に現れるというので、遭遇できて、山頂に着いたときは天気が回復とは最高ですね。確かにカモシカさんの神通力で、雲や雪をも蹴散らしてしまいましたね。
冬毛の雷鳥は、ラッキーでした♪じっとしていることが多いですが、運良く羽ばたいてくれました。今回は視界不良と快晴と同じルートで両方体験できたのもよかったです。