カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

厳冬期 西穂高岳登頂 1日目-B

2014-03-10 | 山行記録

 

  厳冬期 西穂高岳登頂 1日目ーB

 

      独標へ偵察&冬毛のライチョウ♪

 

 西穂山荘の受付を済ませ、装備を整え直して外に出てみると 真っ白!

 遠方の視界なし。 午前中の快晴がウソのよう。 

 事前に把握している天気図から大きな天候の崩れはないと判断し、展望は明日に期待して、

 取り敢えず独標まで偵察を兼ねて登っておくことにする。

 

 丸山の手前で、真横からの強風と雪の礫を受ける。登り始めで、即 ホワイトアウトに近い視界不良。

 でもね、いました。 雷鳥です!

 真っ白な冬毛に覆われたライチョウとの遭遇がありました♪

 ぼぉ~っとしている方には見つからないでしょう。

 あなたは、写真中央の岩陰にうずくまっているライチョウ、わかりますか?

 

 この方と二人っきりで そ~おっとライチョウ撮影フィーバー!

 

 真っ白な雪の中に居るライチョウの方が、雪山らしいですが、

 ブログ用にと写真を見ると双方真っ白でよくわかりません。

 そこで、敢えて、ハイマツの近くに出てきた写真を。 ツガイです。

 

 少し高い岩で、このポーズのライチョウに注目した。 ある予感がしたので!

 

        スクープ写真です! 羽ばたくライチョウ!

 

  ライチョウが厳冬の雪山の岩陰に 三羽

 

 2羽など うずくまる様子も いとをかし  <枕草子ふうに>

 

    スクープ写真 part2  オスのライチョウの羽ばたき!

 一時期、天候が悪い時間帯で大変でしたが、その分、活動的なライチョウの姿を観察できました♪

 

 ホワイトアウトの稜線を進む。丸山、独標、ピラミッドピーク、全く何も見えません。

 

 すぐ前を行く登山者の後ろ姿が視界に入るのみ。

 丸山までは尾根が広いので、視界不良による道迷いには要注意だ。

 

 丸山から下ってきた人を発見。

 

 丸山手前にて

 

 真っ白で何も見えない丸山山頂。

      (2日目の快晴の写真と比較するとよい

 

    さらに、独標をめざして進む。  ↑    ↓

 

 翌日も同じルートを経由して西穂山頂へ登頂したわけだが、

 その時の快晴の画像と比較してみるのも興味深いと思う。(山の印象が全然違う)

 

 雪庇越しに 下を眺めてみるが、真っ白だよ~~!

 

 独標に近づく。 少し青空が見えてきた♪

 

 振り返ってみる。 少し周囲が 明るくなってきた♪

 

  ヤッターー! 独標が見えた!

 

  こうなると足取りも軽くなるというもの♪

 

  快晴男、カモシカ 雪雲を吹き飛ばす 笑

 

 西穂高岳「独標」へ登頂!

 ピラミッドピークをバックに

 

 まだ笠ヶ岳は見えてないが、ぐんぐん青空が広がる!

 独標に登頂したタイミングで 山の神様が微笑んでくれた♪

 

 陽射しも出て、風も収まる。 明神岳をバックに。

 

 ピラミッドピークと西穂高岳

 

 独標からの定番の眺めである。

 

 笠ヶ岳~抜戸岳方面

 

 千晴とピラミッドピーク、西穂

 

 千晴と前穂~明神岳

 

 

 雲の上に乗鞍岳も見えてきた♪

 

 足下の雲も取れ、六百山~霞沢岳も見え始めた。

 

 独標直下を登ってくる登山者と丸山への稜線。

 

 吊り尾根から前穂

 

 ピラミッドピークへ向かう登山者。

 

 独標から雪と岩のミックスの岩稜を急降下していく。

 

 明日は、ここを通過して西穂山頂へ登頂するのだ。 自分の姿をイメージしながら見つめる。

 

 ピラミッドピークに向かって登って行く  ↑     ↓

 

 

 しばらく眺めていると こちらへ下ってくるパーティを発見。

 

 明日の自分の姿を重ねてイメージする。

 

 独標からピラミッドピーク、西穂への縦走路。

 <夏場は、奥穂~ジャンダルム~西穂へと何度も縦走している馴染みのコースだ>

 

 同じアングルで恐縮ですが、明日もまた見られる保証はないので 再度シャッターを押す。

 <おそらく登山日和の晴れだろうけど。念の為に>

 

 ズームで見るとピラミッドピークに数人の登山者の姿があった。

 

 独標で出会った愉快な仲間たち。写真を撮って撮られて♪

 千晴を見て山ガール曰く、「私も縫いぐるみ持ってるの!楽しいですよね♪」

 Q「マスコットの名前は?」 A「名前はただのクマさん♪ 笑」

 

 「ご一緒に記念撮影しましょう!」ということで、前穂をバックに。

 クマさんと千晴♪

 

 雪よ岩よ われらが宿り  俺たちゃ 町には住めないからに・・・・♪

 吹雪の日には 本当に辛い ピッケルにぎる手がこごえるよ・・・・♪

 

 雪の間に間に  きらきら光る  明日は 登ろよ あの頂きに・・・・♪

 

 明日が、もっといい天気になりますように・・・・・・。

 

おかげさまで、2日目は、終日に渡り 大ピーカンの登山日和となりました!

西穂高岳山頂はもちろん、この独標からもさらに素晴らしい展望をGetできました。

この続きは、2日目の山行記録をお楽しみに・・・・・♪

 

                             「厳冬期 西穂高岳登頂 2日目ーAに続く

 

 *厳冬期 西穂高岳登頂 1日目ーA

  *厳冬期 西穂高岳登頂 ダイジェスト版 *

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (つばさ)
2014-03-15 17:20:04
連日、怒涛の写真UPですね。
真っ白なライチョウ、雪山ならではですね。しかも羽ばたく姿もしっかり撮れています。天気が悪い時に現れるというので、遭遇できて、山頂に着いたときは天気が回復とは最高ですね。確かにカモシカさんの神通力で、雲や雪をも蹴散らしてしまいましたね。
返信する
つばささん (カモシカ)
2014-03-16 20:42:17
香が抜けないうちに写真だけでもと。。。
冬毛の雷鳥は、ラッキーでした♪じっとしていることが多いですが、運良く羽ばたいてくれました。今回は視界不良と快晴と同じルートで両方体験できたのもよかったです。
返信する

コメントを投稿