槍穂縦走後半、 「奥穂~西穂」(8/25)
前回はジャンダルム登頂までだったので、その続きです。
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大パノラマを満喫したジャンダルムに別れを告げ、コブ尾根から畳岩尾根の頭を越え、天狗のコル、天狗岳までの一区切り。
西穂側から見たジャンダルム。こちら側からの眺めは好みではない。やはり奥穂側からの眺めがジャンダルムらしくて好きだ。
縦走路を天狗のコルへと下る。
長く不安定な畳岩尾根を下る。
天狗岳・間ノ岳・赤岩岳・西穂と続く縦走路。
進行方向左に上高地が俯瞰できる。
ここから天狗のコルまでは長い下りとなる。
西穂が少しづつ大きく見えてくる。とはいっても、天狗の頭、間ノ岳、赤岩岳と越えていかねばならない。
縦走路はご覧のような岩また岩だ。
岩稜帯でもトウヤクリンドウは至る所に咲いていた。このときはまだ蕾の花が大半であった。
畳岩の手前でルートは飛騨側の悪いルンゼの中に入る。クサリ場になっているV字の狭まった部分を急下降していく。
馬の背ほどではないがやせた岩稜をグングン下っていく。
快適な尾根であるが、やはりこのような稜線を歩く。このくらいだと平坦に感じられるようになる。
がぁーっと下っていきます。長い長い下りである。慎重に!下から登ってくる人が見える。
天狗のコルを挟んで正面に天狗岳が全容を現す。コルから垂直な岩場を登り、更に
山頂まで急な登りの縦走路が見える。
下るにしろ、登るにしろ急な岩場の連続であることは変わらない。
白ヘルメットの男性に続いて、山オンナも負けじと攀じってきた。
天狗岳の上高地側は切り立った岩壁で、この延長が天狗のコルから岳沢へと延びる。地図上ではエスケープルートとして使えるが、このような晴天時でさえ下るには大変難儀する。まして、エスケープするような状況の中ではあまり意味を成さない。下手に下るより、コルで何とか頑張る方が得策のように思えた。
コルからジャンダルム方面へ登っていく登山者。
もうすぐ天狗のコルというところから見た天狗岳。
天狗のコルから畳岩を見上げる。
かつての避難小屋跡から岳沢への下り口を見る。
天狗岳への取り付き付近を見上げる。
岳沢への降下点を示す文字が天狗岳取り付きの岩の左に見える。
飛騨側を見る。正面は笠ヶ岳。
「天狗のコル」=奥穂山頂から西穂山荘間に至る行程の3分の一の地点。まだ先は長い。
取り付きは垂直に見える岩を登る。途中でオーバ-ハング気味に付けられた天狗の頭の最初の鎖にアタックする。
鎖はワンポイントだけ補助に。あくまでホールドとスタンス確保で足で登り手で支える岩登りの基本を実践すること。
登りきったところから、後方の畳岩方面の激下りを振り返る。
視点を真下に転じれば、天狗のコルが小さく見える。
前方には相変わらずの尾根道だ。
逆走の登山者とすれ違う。年季の入ったベテランさんにヘルメットの山オンナが続く。
遠くから見えた背の高い人。長いこと同じ場所に佇んでいたが、すれ違ってからその意味がわかった。花が手向けられてあった・・・・・・・・・。
天狗岳手前のミニジャンダルム。おじさんがキョロキョロと立ち往生している。巻き道なんてないですよ~!
おじさん、垂直の壁だけどビビらないでまっすぐ登るのよ~!
難所を越えて、緩やかに登れば天狗岳山頂だ。
槍ヶ岳およびその奥のアルプスの山なみも見える。
コブ尾根の頭、畳岩方面を振り返る。
これから進む間ノ岳を望む。
天狗岳山頂からは急なガレをしばらく下る。
途中から天狗岳山頂を見上げる。
この先すぐに、名物「逆層スラブ」の下りが展開する。
★この続きは「ジャンダルムの先に:クライマックス③」につづく。
でも、年配の方もいらっしゃってるのですね!
それもかなりお歳をめした…
一般ルートと違って鎖、梯子などの整備はないのですか?
カモシカ隊はハーネスとヘルメットのようですが普通の登山スタイルの方もいるようですね?
あっ、いや、別に行きたいわけじゃないけど…
結構行きかう人が多いのに驚きです。
ここもおしりの穴が…以下略…
正直、年配過ぎる方は危なっかしいです。
垂直な登りとか、逆層スラブの急斜面とかでないと鎖はめったに見かけません。なにせ、1番怖い馬の背の下りでは何にもありません!
私もノーヘルですよ!(今回は落とされて危なかったけど・・・) ここ狙ってます?!
トウヤクでした!夜中に自分で書いてて違和感あったです。
躍べやしませんよ!
カモシカジャンプ→谷底ダイブ になっちゃいますから。(笑
この日は意外と大勢入ってました。夏の最盛期でもこれだけ行き交わないですよ。
やはり皆さんここを歩くには、晴天狙いで集中でしたね! 雨や風の時はパスしたいコースですから。
ここあパパと申します。
これだけ克明に記録されていると、このルートの険しさが良く分かります~。
実はこの槍~西穂のコース、今から8年前に歩きました。その時は右も左もよく分からず、ただがむしゃらに次から次へと迫る岩と格闘しながらの歩きでした。そんな感じでしたので自分が今どこを歩いているのもよく分からず気がついたら西穂の頂に立っていました。
でもカモシカさんは、これだけ写真を撮りながら歩かれている訳ですから、かなり余裕ですよね~。スゴイです!
ところでカモシカさんは、北鎌尾根は歩かれたことアリマセンか?前々から興味はあるんですが・・・。やはりココ以上に難しいんでかね?もし歩かれていたら教えてもらえたらと思いました~。
また訪問しますね。
今後ともヨロシクお願いします!
気持ちが乗ってる時は、ついついシャッター押してますね!
拙ブログへようこそ!
こちらこそよろしくお願いします。
ここあパパさんもここを歩かれたのですね!
岩との格闘、十分堪能できるコースですね!
今回の山行記録1日目をご覧になれば分かりますが、北鎌尾根は未だ憧れの域・夢のまた夢です!
いろいろな要素からジャンよりも格段にレベルが高いです。私の方こそ北鎌については教えてほしいです。